ドジャース・カーショー投手、今季復帰断念「左足親指の状態悪化、フラストレーション募る」
ドジャースのクレイトン・カーショー投手(36)が5日(日本時間6日)、地区シリーズ第1戦となるパドレス戦の前にメディアの取材に対応し、ポストシーズンでの復帰を断念したことを明かした。
カーショーは8月30日のダイヤモンドバックス戦で左足親指の痛みのため緊急降板し、負傷者リスト(IL)入り。復帰を目指したが、患部の状態が芳しくなく、断念せざるを得なくなった。
試合前の取材でカーショーは、「投げ続けること、投げようと試みることが精神的にかなりきつくなってきた。もう一度MRI(検査)を受けましたが、状況は悪化していた。今の時点では意味がありません。残念です。当然すごくフラストレーションを感じています」と、投げられない心境を率直に語った。
また、「確定ではないけど、投げられるようにしようとした結果、逆に悪化させてしまったのかもしれない。まあ、でも仕方がない。長い間、痛みを抱えていたけれど、今回はもう少し深刻な状態です」と、復帰を目指しリハビリを続けたことが結果的に逆効果になってしまったと悔しさをにじませた。
手術など、今後の予定については「シーズンが終わってから話します。今は、パドレスに勝つことに集中するべき。ベストのチアリーダーになるために最善を尽くします」と、多くを語らず、ポストシーズンに臨むチームを全力でサポートすると述べた。さらに、「今後についてはオフシーズンにじっくり考えることになるでしょう。肩の状態は良い感じで戻ってきていますが、正直、ずっとケガをし続けるのは楽しくない。ただ、ピッチングが本当に好きなので、すべてを天秤にかけて、エレンと相談して決めようと思います」と、オフにじっくり考えると語った。