「冨安健洋の負傷歴とアーセナルの未来」:プレミアリーグでの安定出場が求められる
プレミアリーグのアーセナルに所属するサッカー日本代表DF冨安健洋は、度重なる負傷により継続的に試合に出場できていない。アーセナル専門メディア『onlinegooner』は現地時間8日に、冨安の現状について報じていた。
冨安は今夏のプレシーズンマッチ直前に膝を負傷し、長期離脱していた。その後、開幕から一度も試合に出場できていなかったが、現地時間4日にサウサンプトンとの試合で途中出場し、久しぶりにピッチに立った。
同メディアは「冨安の健康問題」と題し、冨安がインテル、ナポリ、ユベントスなどセリエAのトップクラブから関心を寄せられていることを伝えている。しかし、冨安はアーセナルが彼を引き留めたいと考えている限り、クラブにコミットし続けると認めた。ファンは冨安の負傷問題の解決を強く望んでいる。
冨安は3月に2026年までの新契約にサインしたが、アーセナル加入後の3年間で全大会を合わせて83試合しか出場していない。プレミアリーグでは一度もシーズン22試合以上出場したことがなく、4回にわたる長期間の欠場を余儀なくされている。
2021年にアーセナルに加入してからの4年間で、冨安はリーグ戦64試合に出場し、約3486分プレーしている。一方、ポジションを争うDFウィリアン・サリバは昨年度リーグ戦だけで3420分、ガブリエウは3044分、ベン・ホワイトは2944分と、1年間の出場時間の合計が冨安の3年間のプレータイムとほぼ同じだった。
ミケル・アルテタ監督から信頼を得ている冨安だが、安定して稼働できる現最終ラインの選手たちと比較すると見劣りしてしまう。同メディアが指摘するように、負傷問題が解決されなければ、セリエAのクラブに放出される可能性もある。サウサンプトン戦で復帰を果たした冨安は、今度こそケガをすることなく長期間活躍できるだろうか。