大阪メトロと関西私鉄4社、クレカタッチ決済で乗車開始!2025万博に向けた利便性向上
大阪メトロは10月9日、10月29日からクレジットカードやデビットカードなどのタッチ決済による乗車サービスを全駅で開始すると発表した。同日から阪神電鉄、阪急電鉄、近鉄の3社もタッチ決済による改札を導入し、2025年3月には北大阪空港電鉄も対応する予定だ。
諸外国では、クレジットカードやスマートフォンのタッチ決済で公共交通機関を利用することが一般的となっている。大阪メトロは、特に「訪日外国人」をターゲットに設定しており、「2025年の万博を訪れる訪日客を中心に、券売機で切符を買っている人や、ICカードを持っていない人向けに提供する」とコメントしている。
大阪メトロの直通先を含む在阪私鉄4社でも、10月29日からタッチ決済による乗車が可能となる。具体的な対応予定は以下の通りだ。
- 阪神電鉄:西代駅を除く全駅
- 阪急電鉄:全87駅
- 近鉄:柏原駅および生駒鋼索線の各駅を除く全駅
- 北大阪空港電鉄:全駅(2025年3月から対応)
対応する国際ブランドは、Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯。Mastercardは今後対応予定だ。
自動改札機に設置された専用リーダーや端末機にタッチすることで、そのまま改札を通過できる。ただし、一部専用リーダーがない駅では窓口を経由する必要がある。また、小児運賃や定期券としての利用はできない。