巨人・吉川尚輝、MVP級活躍で年俸2億円超えの可能性!怪我との戦いと背番号2のポストシーズンへの期待
巨人の吉川尚輝がプロ8年目にしてシーズン全試合出場を果たし、キャリアベストのパフォーマンスを披露した。2016年のドラフト1位で入団後、高い潜在能力が期待されたが、怪我の多さからブレイクが遅れていた。しかし、今季は3年連続で規定打席に到達し、143試合全てに正二塁手として先発出場。打撃では154安打、打率.287、5本塁打、46打点、12盗塁を記録し、守備面ではリーグトップの守備率.994をマーク。チームの4年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。
吉川の活躍は、日々の努力とコンディション管理の成果だ。球場に早く入り、入念なウォーミングアップを欠かさず、帰宅後も長時間の入浴とストレッチを行い、怪我の予防に努めている。その結果、攻撃的なプレースタイルにもかかわらず、怪我を最小限に抑えられた。
吉川の守備力は、広島の菊池涼介も認めるほどで、二塁手としての守備範囲の広さが特徴。ヤクルトの村上宗隆の打席では、ライト定位置の少し前に守り、安打性の打球をアウトにすることも多々あった。守備だけでなく、打撃や走塁でもチームに大きく貢献している。
今季の活躍により、吉川はチームの不動のレギュラーとして認知され、グッズ販売もトップクラス。オフには大幅な年俸アップが期待されており、2億円以上が提示される可能性がある。巨人OBは、「2億円をもらえれば球界を代表する選手の仲間入り。メジャー願望はないとも聞くので、今後の日本野球を引っ張り続けて欲しい」と語っている。
しかし、シーズン終盤に脇腹を負傷し、最終戦では代打を送られるなど、怪我の心配は残る。それでも、CSのファイナルステージ(10月16日~)までには時間があり、チームの日本一への道のりで吉川の力は必要不可欠だ。巨人OBは、「吉川には日本一へ向けての戦いで大爆発して欲しい。坂本勇人の存在感を消すくらいの選手になってくれれば世代交代もさらに進むはず」と期待を寄せている。
巨人には若手の浅野翔吾なども台頭しているが、野手で絶対的な存在は岡本和真ぐらい。吉川はその実力と人気で、今後の巨人を担う「背番号2」のポストシーズン、そして来季以降のプレーに注目が集まっている。