巨人、4年ぶり39度目のセ・リーグ優勝!阿部監督初の栄冠と門脇・吉川の活躍
巨人が4年ぶり39度目のセ・リーグ優勝を果たす
28日、巨人が2020年以来4年ぶり39度目のセ・リーグ優勝を果たした。この日、マジックナンバー1で臨んだ広島との最終戦(マツダスタジアム)で8-1と快勝。1リーグ時代を含め、通算48度目の優勝を果たし、就任1年目の阿部慎之助監督(45)が過去2年連続4位からの復活を果たした。
巨人の守備力が優勝の大きな要因となった。リーグ最少失策数を記録し、守り勝つ阿部野球を支えた。特に、二塁手の吉川尚輝内野手(29)と遊撃手の門脇誠内野手(23)は、守備位置別でリーグトップの守備率・994(27日時点)を誇り、チームの守備力を支えた。
開幕戦から二遊間を組んだ2人は、チームの中心として活躍した。2年目の門脇は、攻守に調子が上がらず悩んだ時期があった。そんな時、今季全141試合に二塁で先発した吉川に助言を求めた。門脇は「結局は経験。試合に出てボールを処理して、自信をつけるしかない」と吉川からアドバイスを受け、その言葉に励まされた。
後半戦に入ると、門脇は登場曲を変更。吉川が使用するヒップホップグループ「DOBERMAN INFINITY」の楽曲『アンセム』を薦められた。この曲をきっかけに打撃成績が向上し、優勝を決めた試合でも適時打を放ち、チームの勝利に貢献した。吉川は「俺のおかげですね」と笑いながら語り、自身も4安打を放って優勝の喜びを分かち合った。
阿部監督の下、巨人は守備と打撃のバランスを取った戦術で、チーム全体が一丸となって優勝を果たした。門脇と吉川の活躍は、チームの守備力と精神的な支柱となり、4年ぶりの優勝に大きく貢献した。今後も、彼らの活躍が期待される。