巨人・浅野翔吾の痛恨失策とその舞台裏…長野久義の愛の大いじりとチームの絆
9月21日の広島戦の8回、小園の適時打を後逸した浅野翔吾外野手(19)の“舞台裏”が、BS日テレの巨人応援番組「さまぁ~ずスタジアム」で明かされた。
この番組は、お笑いコンビ「さまぁ~ず」の三村マサカズ(57)と大竹一樹(56)がMCを務め、タレントの宮崎瑠依(41)が進行役を担当。巨人のいい場面だけを放送するG党向けの番組として知られている。
9月8日に放送されたこの回は、「祝!優勝 東京ドームでアゲアゲ選手を大調査!CS直前SP」として、9月27日の優勝決定前日に東京ドームで収録された。元巨人ヘッドコーチの村田真一さん(60)をゲスト解説者に迎え、4人で楽しいトークを繰り広げた。
試合開始4時間前に村田さんと宮崎から直撃インタビューを受けた浅野は、初めての優勝争いについて「毎日楽しいですね。1軍でこんな場面を経験できるとは思っていなかったので、本当にうれしいです」と笑顔で答えた。
また、周囲からの期待について「ベイスターズ戦で2試合で6三振したり、マツダでもミスしたり、横浜スタジアムでも2日前にミスしました。普通なら抹消されるところですが、チームが僕を戦力として考えてくれているんだと思います。ミスしても切り替えて、チームに貢献したいです」と前向きに語った。
9月21日の広島戦では、4-1で迎えた8回に一挙4失点の大逆転負けにつながる痛恨の適時失策を犯し、試合後に三塁側ベンチで頭からタオルをかぶってうなだれる姿が全国の巨人ファンの心を締め付けた。
しかし、チーム最年長の長野久義外野手(39)は、この場面について「あれもパフォーマンスじゃないかって、選手のなかでは。ちょっと落ち込んでるフリしてファンの皆さんに頑張れって言ってもらいたいんじゃないか」と愛情たっぷりにいじった。
宮崎が「(浅野に向けて心のなかで頑張れって)すっごい言ってるんですけど…」と大笑いすると、長野は「あぁ、それは術中にはまってます、翔吾の作戦にはまってます」と爽やかな顔でいじり倒した。もちろん、これは長野流の気遣い。長野は「浅野は一生懸命頑張ってますし、応援したくなる選手ですね」とも話していた。
宮崎が浅野に長野の“疑惑”を聞くと、浅野は「僕も言われたっす。“マツダでタオルかぶってるのうまいなぁ”って。へっへっへっへ…」と楽しそうに答えた。「次の日、甲子園でチョーさん(長野)に“お前、あれセコイよ”って言われました。“うまいな”って」と笑顔で巨人ナインの良い関係性をにじませていた。