巨人、4年ぶり39度目のセ・リーグ優勝!阿部監督初の優勝と若手の台頭がチームを牽引

巨人、4年ぶり39度目のセ・リーグ優勝!阿部監督初の優勝と若手の台頭がチームを牽引

巨人が4年ぶり39度目のセ・リーグ優勝を果たす

28日、プロ野球セ・リーグで読売ジャイアンツ(巨人)が4年ぶり39度目の優勝を決めた。1リーグ時代を含めると48度目の優勝となる。今季141試合目で、大混戦のセ・リーグを制覇した。

この日、巨人はマツダスタジアムで広島東洋カープに8-1で勝利し、優勝を決めた。優勝へのマジックナンバーを1として迎えたこの試合で、引き分け以上で優勝が決まる状況だった。

阿部慎之助監督は就任1年目でリーグ優勝に導いた。守備中心の野球で手堅くチームをまとめ、選手たちの力を最大限に引き出した。巨人が首位に立ったのは9月5日、広島との首位交代戦で勝利した後だった。その後、9月10日から12日にかけての広島との3連戦で3連勝し、優勝への勢いを加速させた。

9月18日、DeNAとの引き分けで残り11試合でマジック9が点灯。ライバルの阪神との直接対決2連戦(9月22日、23日)を1勝1敗で乗り切り、優勝への道を大きく開いた。

今季の巨人は投手陣の奮闘が目立った。エースの戸郷翔征、34歳の菅野智之、4年目の山崎伊織ら先発投手陣が開幕から安定した投球を続けた。救援陣では船迫大雅、高梨雄平、ケラー、バルドナード、大勢といったピッチングスタイルの異なる投手が役割を果たし、チームの守備力を支えた。

打線はシーズン序盤は低迷したが、5月にヘルナンデスが加入してからは徐々に上向きになった。4番の岡本和真や丸佳浩ら実績ある選手に加え、終盤は19歳の浅野翔吾ら若手選手が台頭し、活躍した。

日本シリーズ進出をかけたクライマックスシリーズ(CS)は、リーグ2位と3位が対戦する第1ステージ(S)が10月12日に開幕する。巨人は1勝のアドバンテージを持つ最終Sが10月16日から始まる。

巨人の4年ぶりの優勝は、チームの底力と阿部監督の手腕が結実した結果だ。今後も日本シリーズでの活躍が期待される。