巨人の若手浅野翔吾、チームメイトの支えで成長し初優勝
巨人の若手選手浅野翔吾、リーグ優勝の舞台裏
巨人が4シーズンぶりにセ・リーグ優勝を果たした。優勝当日、日本テレビのインタビューに坂本勇人選手、岡本和真選手、浅野翔吾選手の3選手が出演し、優勝の喜びとチームの雰囲気について語った。
高卒2年目の19歳、浅野翔吾選手は、シーズン後半からスタメン出場の機会が大幅に増え、チームの重要な一員として活躍した。祝勝会では、浅野選手は炭酸水で参加し、ビールを浴びることはできなかったが、坂本勇人選手から祝福を受け、笑顔で初めてのリーグ優勝を噛み締めた。
坂本選手は浅野選手について、「試合中の打席はめちゃくちゃ落ち着いていますけど、守備についた時はめちゃくちゃテンパっていますね(笑)」とコメント。浅野選手も、「最近守備はミスがたくさんあったので、守るのが怖くなっていました」と率直に語った。
優勝争いの最中、浅野選手は守備で苦しみ、9月21日の広島戦ではヒットの打球を後逸。この試合は一気に同点となり、直後に逆転負け。自身のミスがチームの勝敗に直結する経験をした。試合後、タオルで顔を隠しながら悔しさをにじませた浅野選手だったが、先輩方の激励ですぐに前を向くことができた。
「グループラインでたくさんの先輩方が慰めてくださった。(坂本)勇人さんも(岡本)和真さんも個人で連絡いただいて、ちょっと気持ちが楽になって次の試合に挑むことができました」と浅野選手は感謝の言葉を述べた。
坂本選手からかけられた言葉について聞かれると、「守備でまた消極的になっていたら、『今後のジャイアンツを背負えないよ』と言われた。原監督にも言われて練習して良くなったから、練習をしっかり頑張って」と励まされたと話した。
また、岡本選手にどんな声かけをしたかの質問が飛ぶと、岡本選手は浅野選手に合図。浅野選手は、「オレらがカバーするから、翔吾は伸び伸びやってくれればいい。翔吾が打ったら、俺らも刺激になるから、伸び伸びやってくれ」と言われたと発言。浅野選手の答えに、照れくさくなった岡本選手。浅野選手と見つめ合うと、お互いに笑顔がこぼれる瞬間があった。
岡本選手は浅野選手について、「野球の時は頼もしいですけど、普段接すると19歳だなと思います。なんかプリプリしています(笑)」と、可愛らしさも兼ね備えた後輩であることを伝えている。
巨人の若手選手たちが、先輩たちの支えと励ましの中で成長し、チームの優勝に貢献した姿は、ファンにとっても大きな喜びとなった。浅野翔吾選手の今後の活躍に期待が高まる。