「おむすび」橋本環奈主演、ギャルグループの行動が視聴者をイライラさせる、ネット上で物議
10月8日、橋本環奈がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『おむすび』の第7話が放送された。同作に登場するギャルグループ「ハギャレン(博多ギャル連合)」の行動が、インターネット上で物議を醸している。
『おむすび』は、橋本環奈が演じる主人公・米田結(ゆい)が「どんな困難も明るくたくましく乗り越える」をモットーに、人々の健康を支える栄養士を目指し、食の知識とコミュニケーション能力でさまざまな問題を解決していく物語。
結は、福岡で“伝説のギャル”として知られる米田歩(通称・アユ)の妹だが、高校時代はギャルに対して否定的な印象を持っていた。しかし、アユの妹であることを知った「ハギャレン」に勧誘され、彼女らと行動をともにするようになる。
8日の放送回では、結は「ハギャレン」からパラパラの大会への参加を勧められるが、断ろうとする。すると、「ハギャレン」の一人であるタマッチ(谷藤海咲)は煮え切らない結の態度に苛立ち、自分が踊るパラパラを見て覚えるよう命じる。「あんたもできるやろ? アユの妹やけん」と、姉の名前を出し、「うち、あんたのこと認めてないから。認めてほしかったら1日でも早く踊れるようになり」と言い放つ。
突然、試練を課されることになった結だが、SNS上では「ハギャレン」の行動に非常識さを感じる声が続出している。
「いつか面白くなるとわずかな希望を持って見ました…今朝もイライラして終わりましたw ギャルがしつこくて恐怖なのですが」 「今までずーっと観てきた朝ドラ、出勤前の楽しみなのに…色々言われてるちむどんどんでさえ観てたのに…主人公とギャルにイライラしすぎて、初めて脱落するかも 仕事でストレス溜まるのに、仕事前からイライラしたくない~」 「NHK朝ドラ おむすびのせいで朝が台無しです。ギャルのこと嫌いなのにずっとギャルのことばかり。いい加減にして欲しいなぁ」 「あのギャルの子たちが不快でもう観たくないなぁ」
第2週のサブタイトルは「ギャルって何なん?」で、1週目よりもヒロインとギャルが関わる場面が多くなっている。視聴者から否定的な反応が出ている理由について、芸能記者は次のように分析している。
「ギャルたちの行動が一方的に見えるからではないでしょうか。価値観が合わず、結が『ハギャレン』を抜けようとすると『一緒に撮ったプリクラを家に送る』と脅されます。また、‘緊急招集’と称して呼び出されたり、パラパラの大会への参加を強引に決められるなど、ヒロインが振り回されるような描写が目立つんです。自分たちが勧誘しておきながら、『振り付けを覚えないと認めない』と突き放すギャルの行動に感情移入できない視聴者も多いのでしょう」
朝ドラは実在する人物をもとにすることが多いが、今作は完全オリジナルストーリー。平成ギャルは朝ドラで初めて扱うテーマだが、ネット上での反応を見ると、“ギャル”に反発する視聴者は放送前から多かった。
「放送前に公開された橋本さんの‘ギャル姿’がなんとも違和感のある仕上がりだったため、余計に斬新なテーマへの視線が厳しくなっているように思います」
今後、視聴者の印象が“チョーアゲ”な物語になるか、注目が集まっている。