【NBA】ホークス新星・ザッカリー・リザシェイ、全体1位指名に相応しいデビューでチームを劇的逆転勝利へ導く
アトランタ・ホークスの新戦力、ザッカリー・リザシェイが注目を集めている。2024-25シーズンのプレシーズンゲームで、ペイサーズ戦にベンチから出場したリザシェイは23分の出場で18得点を記録。フィールドゴール9本中7本を成功させ、その才能を存分に発揮した。
リザシェイは試合開始から1分半でダイソン・ダニエルズの3ポイントシュートをアシストし、自身もすぐに初得点を奪った。その後、ルーズボールを素早く奪取し、ペイントエリアへ突入。ユーロステップで1人をかわし、2人目のブロックをフィンガーロールレイアップでかいくぐる才気溢れるプレーを見せた。さらに、トレイ・ヤングのアシストを受けた3ポイントシュートや、ディフェンスの裏を突いてのダンクなど、全体1位指名に相応しい活躍を披露した。
チームのエース、トレイ・ヤングも21分の出場で17得点6アシストを記録。4年目のジェイレン・ジョンソンは22分の出場で19得点10リバウンド3スティールと活躍し、新加入のダイソン・ダニエルズも好プレーをみせた。試合は128-130で残り6秒の場面で、2年目のセス・ランディが逆転3ポイントシュートを決め、ホークスが劇的な逆転勝利を収めた。
試合後、リザシェイは「トレーニングキャンプやその他のすべてのプロセスは、素晴らしいことの始まりに過ぎなかった。試合はやっぱり興奮するよ」と語り、「コートに立って、自分が本当に恵まれていると感じた。プレーするのも楽しいけど、多くの人に応援されて支えられるのは素晴らしい気分だった。この先に何が起きるのかも、すごく楽しみだね」と意気込んだ。
また、リザシェイは19歳ながら「フランスリーグでプレーし、ユーロカップやユーロリーグを経験したことが助けになると思う。NBAでプレーする準備はできているよ」と自信をのぞかせた。
トレイ・ヤングもリザシェイの活躍を称え、「今日がシーズン開幕じゃなかったのが悔やまれる」と冗談を交えながら、「そう思えるぐらい素晴らしいパフォーマンスだった。今日のようにプレッシャーを感じることなく自分らしくプレーすれば、素晴らしいキャリアを築けるはずさ」と期待を寄せた。