「深く反省」前山剛久の謝罪動画が批判を浴びる理由:神田沙也加さんとの過去と再起への道
俳優の前山剛久(33)が10月9日、自身のYouTubeチャンネルで謝罪動画を公開した。この動画では、出演予定だった舞台『ある日の通り雨と共に』が中止となったことについて謝罪した。
前山は黒いスーツに身を包み、神妙な面持ちで登場し、「この度、謝罪をしたいと思い、動画を撮っています。まず、先日の舞台の一件で、皆さまにご迷惑をおかけしてしまったこと、深くお詫び申し上げます」と語り始めた。続けて、「関係者各位、様々な皆さま、そして応援してくださる皆さまに、大きな迷惑をかけてしまったことを深く深くお詫び申し上げます」と頭を下げ、力強く謝罪した。
前山は、この一件も過去の一件も全て自分の責任であると述べ、「だからこそ全て諦めて、全てを終わりにして、楽になってしまった方が良いのかなとも考えました。けれど、生きて頑張りたいなとも思いました。なので、どうせ生きるなら、自分の望むことをしようと思いました」と心境を語った。
また、俳優活動を継続する意志を示し、「こうしてYouTubeを撮っているのも、お芝居を続けたいという一心のもとです。改めましてこれから、YouTube並びにSNSにてお芝居の動画をあげていけたらと思っております」と述べた。
動画には1600件を超えるコメントが寄せられているが、その多くが否定的な声だった。ファンからは、「戻ってこないでほしい。本当に」「何か勘違いされていませんか?自分が何かの被害にあったかのような言葉の数々」「前山さんは本質を間違えられてる気がします。全てが、『自分がお芝居をやりたい』からに繋がってる行動をしている限り批判はやまないです。一度ご自身で本当に何がいけなかったか振り返られてはどうでしょうか?」などの声が寄せられた。
さらに、前山の表情や話し方に違和感を抱いた人もおり、「笑ってるように見える」「なんでニヤついてるの? 怖すぎ」「この人は普通に話せないのか?なんなんだこの演技してるような話し方は よけいに嘘くさく聞こえるんだが」といったコメントも見られた。
前山の謝罪動画が批判を呼んだ背景には、神田沙也加さん(享年35)の急逝後、『週刊文春』で前山が彼女を罵倒したことや二股疑惑が報じられたことが挙げられる。この報道により、沙也加さんのファンを中心に批判が噴出。前山は当時所属していた事務所を退所し、引退状態となっていた。しかし、今年8月末に『週刊女性PRIME』でインタビュー記事が公開され、俳優として再起する意思や沙也加さんとの交際について赤裸々に語った。
前山は沙也加さんを罵倒したことを認めつつも、「墓参りをしたい」と彼女の関係者に呼びかけたことから、ファンの怒りを買うことに。沙也加さんが亡くなって間もなく3年が経つが、彼女の死を受け入れられないファンは多い。前山がメディアを通じて堂々と「墓参りをしたい」と発言したことは、「無神経」と捉えられてしまった。
さらに、インタビュー記事での発言が炎上したにもかかわらず、直後には舞台復帰が発表された。「世間の批判に向き合おうとしていない」と感じた人もいたようで、前山のイメージは悪化してしまった。
今後、前山は配信を通じて俳優活動を続けていくようだが、厳しい道のりとなりそうだ。