『光る君へ』道長と倫子のやりとりが視聴者を沸かせた!「妻は己の気持ちで決めるものではない」との言葉に反響

『光る君へ』道長と倫子のやりとりが視聴者を沸かせた!「妻は己の気持ちで決めるものではない」との言葉に反響

現在放送中の大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合/毎週日曜夜8時ほか)の第38回「まぶしき闇」が10月6日に放送され、話題になっています。

11歳の敦康親王が中宮彰子に甘える様子が描かれ、視聴者からは「思春期男子あるある」「まるで予言書」などの反応が寄せられました。

物語は、まひろ(吉高由里子さん)の元にききょう(ファーストサマーウイカさん)が訪ねてきて、亡き后・定子の思い出を綴った「枕草子」から一条天皇(塩野瑛久さん)の関心を奪ったまひろの物語への思いを打ち明ける場面から始まります。その後、まひろは物語の次の構想を練り始めますが、道長(柄本佑さん)から新たな提案を受けることになります。

一方、中宮・彰子(見上愛さん)と親王に対する呪詛の形跡が見つかり、伊周(三浦翔平さん)の関与が明らかに。天皇は道長に相談して処分を検討する展開が描かれました。

ドラマの後半では、道長が長男・頼通の婿入り先について正妻・倫子(木村多江さん)と相談する場面が描かれます。道長は具平親王の一の姫、隆姫女王の名を挙げますが、倫子は「私より頼通の気持ちを聞いてやってくださいませ」と答える。道長は「あいつの気持ちはよい」と反応し、「妻は己の気持ちで決めるものではない」と述べます。

倫子は怒り気味に「殿もそういうお心でうちに婿入りされましたの?」とたずねますが、道長は「そうだ」と即答。さらに「男の行く末は妻で決まるとも申す。やる気のなかった末っ子の俺が今日あるはそなたのおかげである」と続け、倫子は笑みを浮かべます。

道長は「隆姫女王もそなたのような妻であることを祈ろう」と話し、話を進めることを伝えると、倫子は道長の手を取り、「殿。子供たちのお相手を早めに決めて、そのあとは殿とゆっくり過ごしとうございます。二人っきりで」と話します。道長は「嬉子はまだ3歳だが」と反応しますが、倫子は年が明けると威子は裳着を迎える歳であることを伝え、二人は時の流れる早さに想いを馳せます。

視聴者からは、「ポンコツ道長め! もうちょっと言い方があるだろう」「最終的に<最高の妻は倫子>と伝えるとは、すっとこどっこいなりに考えたか」「倫子の笑みからは6人の子どもを産んだ正妻の余裕が感じられる」「夫婦らしい時間が描かれてたのがとても良かった」などの反応が寄せられました。

大河ドラマ「光る君へ」の主人公は、平安時代に『源氏物語』を書き上げた女性である紫式部。彼女は藤原道長への思いと秘めた情熱、そしてたぐいまれな想像力で、光源氏=光る君のストーリーを紡いでゆきます。変わりゆく世を、変わらぬ愛を胸に懸命に生きた女性の物語を描いています。脚本は大石静さんが担当しています。