パドレスの決戦!金曜日にダルビッシュが大いに期待される「この世代を代表する投手」
パドレスのディラン・シース投手(28)が9日(日本時間10日)、本拠地でのドジャースとのナ・リーグ地区シリーズ第4戦に先発登板した。中3日での登板となったが、1回2/3を4安打3失点でKOされる結果となった。打線も無得点と沈黙し、0-8で完敗。これにより、シリーズは2勝2敗の五分となった。第5戦は11日(日本時間12日)にドジャースタジアムで開催される。
第1戦では3回1/3で6安打5失点だったシース。第4戦では初回1死からベッツに先制ソロを被弾。2回には1死から四球と安打で2死一、三塁とされ、大谷に右前へ適時打を許して降板した。さらに2番手ホーイングがベッツに適時打を許し、序盤で3失点と苦しい立ち上がりとなった。
シースは今季リーグ4位タイの14勝をマークしていたが、ポストシーズンでは2試合連続で早期降板となった。
打線も第3戦の2回に6点を奪ったものの、この試合の3回以降は打線が沈黙。7回2死三塁ではヒガシオカが遊飛、8回も1死一、二塁の好機を演出したが、マチャド、メリルが打ち取られた。9回も無得点に終わり、前日から15イニング無得点となった。
マイク・シルト監督は、勝ったチームがリーグ優勝決定シリーズ進出が決まる第5戦に向け、「金曜日が待ち遠しい。どんなに楽しいだろうか。今日はチャンスを逃した。勝てなかった。第5戦を戦う。勝った方が取る」と意気込んだ。また、勝ちパターンの救援陣を温存できたことにも触れ、「絶好調だ。モレホンとエストラダの2人も金曜日に登板できる。金曜日にはブルペンがフル稼働する。それに先発投手もいい」と投手陣への信頼を口にした。
また、ダルビッシュについても「彼は素晴らしいよ。自信に満ちている。キャリア通算203勝。大舞台で長い間投げてきた。国際試合でのピッチング、そしてあの球場でのピッチング。あの球場での投球はとても良かったし、最近もそうだ。彼はこの世代を代表する投手の1人だ。だから自信がある」と期待した。
ドジャースは山本由伸が第1戦から中5日で第5戦に先発する可能性があり、PS初の日本先発投手の投げ合いが実現するかにも注目が集まる。