ダルビッシュの好投も援護なく敗戦、FOX解説者が『不運な敗者』と同情

ダルビッシュの好投も援護なく敗戦、FOX解説者が『不運な敗者』と同情

ダルビッシュ有投手(38)は11日(日本時間12日)、ナ・リーグ地区シリーズ第5戦でドジャース(第1シード)と対戦。敵地ロサンゼルスで先発し、6イニング3分の2を2失点に抑え、77球で3安打、4奪三振、2与四球の好投を披露した。しかし、援護がなく敗戦投手となった。大谷翔平選手(30)との直接対決では3打数無安打、2三振を記録した。

ドジャースの先発投手、山本由伸投手(26)は5イニングを2安打無失点、2奪三振でポストシーズン初勝利を挙げた。この結果、パドレスはシリーズ敗退が決定し、ドジャースは13日(日本時間14日)、地元ロサンゼルスで開幕する7回戦制のリーグ優勝決定シリーズでメッツと対戦する。

FOXスポーツのジョン・スモルツ解説者は、ダルビッシュの敗戦について「野球の格言は『ソロアーチで負かされることは、ほぼない』なのに…」と同情の言葉を寄せた。さらに、「だが、パドレスが全く点が取れないとなると、この格言も当てはまらなくなるな」と述べた。スモルツは続けて、「それでも、常に正義が下されるわけではないのが野球だ。ダルビッシュが『不運な敗者』になろうとは信じられないが、それでも投手はチームに最大の勝つチャンスを与えるために最大限の力を尽くすしかない。ダルビッシュはそれをやってのけた」と称賛した。