<僕のヒーローアカデミア>トガVSお茶子:福圓美里と佐倉綾音の熱演が視聴者を圧倒「世界一カァイイ」トガの笑顔に感動
アニメ『僕のヒーローアカデミア』の第158話が10月5日に放送された。この話では、トガヒミコがトゥワイスに変身し、無限増殖を続ける中、ヒーローたちが追い込まれる展開が描かれた。そんな中、麗日お茶子がトガに寄り添おうと懸命に言葉を投げかける場面が印象的だった。トガを演じる福圓美里とお茶子を演じる佐倉綾音の熱演が話題を呼んだ。
トガヒミコは、他者の血液を摂取することでその人の姿に変身できる“個性”を持つ。しかし、その能力ゆえに周囲から「普通じゃない」という烙印を押され、矯正されようとしてきた。その中で、トガがようやく手に入れた居場所が敵連合だった。死柄木弔たちといるときだけ、トガヒミコとして自分らしく生きることができた。しかし、ヒーロー側はその居場所を奪い、仲間の命まで奪っていった。トガは、それに対する抵抗としてヒーローを殲滅することを決意する。
「生存競争なんだよ、これはもう!」と叫ぶトガは、お茶子にナイフを突き刺し、致命傷を与える。さらに無限増殖を続け、地上を呑み込む光景は絶望的だった。しかし、お茶子はトガに刺され、致命傷を負いながらも言葉を尽くすことをやめない。お茶子は、トガを理解できなかったことを後悔し、今度は少しでも歩み寄りたいと願う。「私はあなたの笑顔を見なかった事にはしたくない!」「まだ少しでも私と話してくれる気持ちがあるなら血なんて一生くれてやる!」と涙ながらに訴える。
その瞬間、お茶子が小さな頃にトガに腕を差し出すビジョンが映し出される。もっと早くにお茶子に出会えていたら、トガが人を傷つけることはなかったかもしれない。お茶子は諦めずにトガと向き合い続け、そのエゴが奇跡を起こす。お茶子の“個性”である「無重力」が覚醒し、自身が触れていないものにまで効果が伝播する。トゥワイスの分身体やヒーローまでもが宙に浮き、トガの心もお茶子の言葉によって軽くなるようだった。
戦場とは思えないほどに幻想的な光景をバックに、トガはお茶子に自分の思いを語り始める。ヒーローと敵という立場を超え、普通の女の子同士の友達みたいに恋バナをする二人の姿に自然と涙が溢れてきた。最後は笑顔を浮かべて「私……カァイイ?」と尋ねるトガに、お茶子が「世界一」と答える。
佐倉綾音と福圓美里の熱演が観る人の心を震わせ、視聴者からは「トガちゃんの笑顔は世界一カァイイよ」「漫画も良かったけどアニメだとお茶子の“個性”覚醒が綺麗ですごかった」「泣きすぎて頭いたい」「原作を知っていても思わず息を呑むほど圧倒される演技だった」と大反響を呼んでいる。