元TBSアナウンサー・アンヌ遙香、39歳で実家に戻り、父との同居と大量の不用品整理に挑む

元TBSアナウンサー・アンヌ遙香、39歳で実家に戻り、父との同居と大量の不用品整理に挑む

2010年にTBSに入社し、『朝ズバッ!』『報道特集』などを担当したアンヌ遙香さん(39歳、以前は小林悠として活動)は、2016年に退社後、一般男性と結婚し、アナウンサーとしての活動を休止していました。2024年8月31日、自身のインスタグラムで婚姻関係の解消を報告し、故郷の北海道に“出戻り”、38歳で再スタートを切りました。

北海道での生活について、アンヌさんは連載を開始し、第5回では実家での片付け問題について語っています。片付け本やテレビ番組が大好きなアンヌさんは、実家の片付けに着手しました。特に、実家が二世帯住宅だったことで、故人の祖母が使用していた部屋をまるまる使用できることに感謝しています。水道やキッチン、冷蔵庫も使えるため、非常に便利だと感じています。

一方で、実家の物置き部屋が大きな問題となりました。数年にわたって開かずの部屋化していたため、サビサビの自転車、巨大な事務机、焦げたフライパン、小学校時代のスキー板などが山積みになっていました。これらの不用品に囲まれた状態で、不安に襲われたこともあったそうです。

しかし、徐々に空間が整理され、人間らしい営みができるようになると、自分と愛犬の未来に希望が見えてきたと感じています。実家整理のコツとして、アンヌさんは以下のようなアドバイスをしています。

  1. あくまでも「親ファースト」。何をおいても本人の意思を尊重すること。同居している父親は元研究者で、家中に洋書が山積み。減ることはなく、むしろ現在でもアメリカのアマゾンから大量に届き続けています。また、部屋中に書きかけのノートやチラシ、レシートなどが散らばっています。本人にとっては必要なものなので、勝手に触るとムードが険悪になるため、我慢して押し殺し、余計なことは言わない。父が家を不在にしている間に、さりげなくタオルを洗ったり、掃除機をかけたり、キッチンのぬめりを取ったりする。

  2. 明らかにいらなそうなものは、「クレクレ作戦」を採用する。何年も使っていなさそうで、埃をかぶっているようなものでも、捨てると言えば角が立つ。そのため、「もらっていい?」と聞く。気前よく渡してくれるときもあれば、躊躇するものの、忘れた頃に持ってきてくれることもある。このような作業の積み重ねで自然と片付いていく印象。

最初は、ものの処分や庭の扱いをめぐって父親とバチバチになった時期もあったそうですが、ぶつかってやり合った末に、親の「片付けのツボ」が見えてきたと振り返っています。あくまで「住まわせていただいている」立場であるため、お互いにいい距離感で同居を続けるべく、「家とはこうあるべき」という自分だけのイメージを捨てることも大切だと感じています。

自分の生活空間は自分仕様にし、父の生活空間については口出しをしない。これが令和の同居スタイルだと思っています。