「再起の夢断たれた」羽賀研二の3度目の逮捕と苦境の生活

羽賀研二容疑者（63）は、「いいとも青年隊」でブレイクし、「誠意大将軍」の名で知られる芸能人だったが、最近では3度目の逮捕で久々に世間の注目を浴びている。先月25日、所有物件の差し押さえを免れる目的で虚偽の不動産登記を行ったとして愛知県警に逮捕された。過去には2007年に未公開株売買にまつわる詐欺の容疑で、2019年には財産を隠した強制執行妨害の容疑で逮捕され、共に実刑判決を受け服役した。

2021年に再出所した羽賀は、沖縄で芸能活動を再開したが、キー局からは相手にされず、YouTubeの「はがけんチャンネル」を開設。再生回数を稼ごうと、逮捕当日にも動画を更新したり、SNSでお見舞いメッセージを発信するなどしていた。

再出所後、羽賀は新宿のネオン街に足を運び、歌舞伎町の老舗クラブ「愛本店」で働いていた。かつてはベンツに乗って札束をアタッシュケースに入れて豪語していたが、現在はレンタカーで移動し、「新宿や渋谷の駐車場って高くなったね」と愚痴をこぼしていた。

財政面でも苦境に立っていた羽賀は、最初の事件の被害者に対して4億円の賠償責任を負っており、刑務所から出た時には全財産が6万円程度だった。その後も銀行ローンの支払いが残っており、高級マンションや車、貴金属を全て売り払った。

羽賀と親交のあった知人は、羽賀が芸能界に戻りたいと必死だったが、芸能事務所には入れず、直接交渉してギャラの取り分を増やそうとしたため、仕事先ともめていた。テレビ局や過去に仕事をしていた連中にも連絡を取ったが、誰も色よい返事はしなかった。

ついに万策尽きた羽賀は、約4億円を借りていたと報じられ、3度目の逮捕に至った。本格的な捜査はこれからだが、3度目の服役となれば、羽賀も改心せざるを得ないだろう。