宝塚音楽学校の111期生と112期生、秋のすみれ募金で多くのエールを受け「お言葉を糧に芸事頑張りたい」
宝塚音楽学校の111期生と112期生が11日、宝塚大劇場退出口前で「すみれ募金」を開催した。例年は春に行われていたが、今年は授業カリキュラムの都合により初の秋開催となった。予科の112期生と本科の111期生の計80人が、華やかな小振り袖に緑の袴で登場した。
募金活動では、ファンの写真撮影が禁止となったが、多くの人々が声援を送り、生徒たちは笑顔で応えた。成績上位の光田悠那さんは男役志望で、「多くのお客様に参加していただき、『頑張って』などいただいたお言葉を糧に、芸事に頑張りたい」と語った。また、「彩風咲奈さんのような品格のある男役になりたい」と、2日後に退団する雪組トップの名を挙げ、目を輝かせていた。
三枝友梨乃さんも男役志望で、「暁千星さんのような、いつも全力な男役に」と力強く語った。「初舞台まで1日1日を大切にしたい」と、残り少なくなってきた学校生活に思いをはせた。
娘役志望の南田愛弥さんは、「卒業された実咲凜音さんのように歌もダンスもすてきな娘役に。『初舞台、頑張ってね』と声をかけていただき、元気が出ました」と笑顔で話した。
また、娘役志望の今井絢音さんは、「みなさんに声をかけていただき、胸がいっぱい。これからも精進してまいります」と感無量の面持ちで語った。「星風まどかさんのような、美しい娘役に」とはにかんでいた。
この日の募金は「チャイルド・ケモ・サポート基金」に寄付される予定だ。