宝塚音楽学校111期生、秋のすみれ募金で社会貢献「少しでも力になれれば」

宝塚音楽学校111期生、秋のすみれ募金で社会貢献「少しでも力になれれば」

宝塚音楽学校の111期生が11日、宝塚大劇場退出口前で「すみれ募金」を開催した。この募金活動は例年春に行われていたが、今年は授業カリキュラムの都合により、初めて秋に実施された。

予科の112期生と本科の111期生の計80人が、華やかな小振り袖に緑の袴を着て登場。来場者に募金を呼びかけ、活動に励んだ。昨年はコロナ禍の影響で4年ぶりの開催となり、場所は屋外から大劇場の大広間に変更された。しかし、ファンの多さによる混雑があったため、今回は導線を整え、ファンによる写真撮影も禁止され、スムーズな運営が実現した。

成績上位の光田悠那さんは「たくさんの皆様に募金をいただきました。少しでもがんと戦っている子どもたちや家族の力になれば」と語った。三枝友梨乃さんも「少しでも社会貢献になれば」と意気込んだ。南田愛弥さんは「皆様に『頑張ってね』と声をかけていただき、感謝しています」と笑顔を見せた。また、今井絢音さんは「社会の一員であることを実感でき、とてもうれしいです」と喜びを語った。

この日の募金は「チャイルド・ケモ・サポート基金」に寄付される予定だ。