NHK紅白歌合戦、有吉弘行ら4人が司会 朝ドラ主人公の初共演

NHK紅白歌合戦、有吉弘行ら4人が司会 朝ドラ主人公の初共演

NHKは11日、『第75回NHK紅白歌合戦』の司会を発表し、有吉弘行、橋本環奈、伊藤沙莉、鈴木奈穂子アナウンサーが務めることが明らかになった。朝ドラの前期後期主人公が司会としてそろい踏みとなるのは、紅白史上初の出来事だ。

有吉は2回目の司会を務め、「正直、一回きりだろうなと思っていたので、ビックリしたのと同時にすごく嬉しかったです」と語り、「去年は初めての司会でめちゃめちゃ緊張してしまい、『こうやればよかった』とか後悔も色々ありました。今回こそリラックスして楽しめるように心がけたい…と言いながら既に緊張しています。今年は橋本環奈さんと伊藤沙莉さん、すごく頼りになる2人なので安心しております」と意気込んだ。

橋本は3年連続で紅白歌合戦の司会を務め、「今年は連続テレビ小説『おむすび』の主人公も担いながらという事もあり、心より嬉しく光栄に思います。本年の紅白も素晴らしいアーティストの方々によるパフォーマンスがステージ上で繰り広げられる事と思いますが、私も視聴者の皆様とともにそのパフォーマンスを楽しみ、感動を共有しその熱気や迫力をしっかりお届けしたいと思います」と力強く語った。

初の司会となる伊藤は、「本年前期の連続テレビ小説『虎に翼』の撮影時に、スタッフさんやキャストの方々から司会あるかもね、なんてお話をしていただく度に『あるのかな、いや、ないない』『え、もしかして、いや、』みたいなことを言ったり考えたりしていましたが、まさか本当に現実になるとは想像もつかず、未だに不思議な気持ちでおります。ですが、こうしてコメントを書きながらジワジワと実感してきて、本当にとても有り難く光栄なことだと改めて深く感じております」とコメントした。

NHKは今年のテーマを「あなたへの歌」とし、4人の起用理由を「視聴者のみなさんが大切な歌、心に寄り添い、励まし、支えとなるような歌を、放送100年にあたる2025年を目前に控えた大みそかに、しっかりとお届けする紅白歌合戦にしたいと思っています。そんな一年の締めくくりにふさわしい素晴らしい方々に今年の司会をお願いする事にしました」と説明した。

今年の『紅白歌合戦』は12月31日の午後7時20分から11時45分までNHK総合・BSP4K・BS8K・ラジオ第1で放送され、NHKプラスでも配信される(中断ニュースあり)。昨年の『紅白』は紅組が優勝を果たし、通算で紅組34勝、白組40勝となった。