NHK紅白歌合戦、有吉弘行ら4人が司会 橋本環奈と伊藤沙莉が朝ドラヒロインとして初共演

NHK紅白歌合戦、有吉弘行ら4人が司会 橋本環奈と伊藤沙莉が朝ドラヒロインとして初共演

NHKは11日、大みそかに放送される『第75回NHK紅白歌合戦』の司会者を発表した。タレントの有吉弘行、俳優の橋本環奈、伊藤沙莉、NHKの鈴木奈穂子アナウンサーが務める。有吉は昨年に引き続き2回目、橋本は3年連続3回目、伊藤と鈴木アナは初めての司会となる。

今回のテーマは「あなたへの歌」で、ひとりひとりが持つ大切な歌を、メジャーもマイナーも、国や性別、時代にとらわれずに、最高の形で届けることを目指す。

橋本は現在放送中の連続テレビ小説『おむすび』の主演を務めており、伊藤は2024年前期連続テレビ小説『虎に翼』の主演を務めた。両者が朝ドラヒロインとしてタッグを組むのは「紅白史上初」のこと。伊藤は「まさか本当に現実になるとは想像もつかず、未だに不思議な気持ちでおります」と驚きをコメントしている。

NHKは司会者の起用理由について、「第75回NHK紅白歌合戦のテーマは、『あなたへの歌』です。視聴者のみなさんに大切な歌、心に寄り添い、励まし、支えとなるような歌を、放送100年にあたる2025年を目前に控えた大みそかに、しっかりとお届けする紅白歌合戦にしたいと思っています。そんな一年の締めくくりにふさわしい素晴らしい方々に今年の司会をお願いしました」と説明している。

有吉は「去年は初めての司会でめちゃめちゃ緊張してしまい、『こうやればよかった』とか後悔も色々ありました。今回こそリラックスして楽しめるように心がけたい……と言いながら既に緊張しています。今年は橋本環奈さんと伊藤沙莉さん、すごく頼りになる2人なので安心しております。去年は、司会をしながら紅白のステージで歌うというとても貴重な経験ができたので、今年は踊ってみたいですね。そこまでの余裕はないかなと思いつつ、2回目の司会を楽しく、一生懸命にやっていこうと思います」とコメントしている。

橋本は「三年連続となる紅白歌合戦の司会を務めさせていただく事になりました。今年は連続テレビ小説『おむすび』の主人公も担いながらという事もあり、心より嬉しく光栄に思います。本年の紅白も素晴らしいアーティストの方々によるパフォーマンスがステージ上で繰り広げられる事と思いますが、私も視聴者の皆様とともにそのパフォーマンスを楽しみ、感動を共有しその熱気や迫力をしっかりお届けしたいと思います。歴史と伝統ある『紅白歌合戦』、有吉さん、伊藤さんとともに2024年も明るく楽しく、そして視聴者の皆様にとってより良い新年を迎えられるよう、精一杯尽力させていただきます!」と述べている。

伊藤は「本年前期の連続テレビ小説『虎に翼』の撮影時に、スタッフさんやキャストの方々から司会あるかもね、なんてお話をしていただく度に『あるのかな、いや、ないない』『え、もしかして、いや、』みたいなことを言ったり考えたりしていましたが、まさか本当に現実になるとは想像もつかず、未だに不思議な気持ちでおります。ですが、こうしてコメントを書きながらジワジワと実感してきて、本当にとても有り難く光栄なことだと改めて深く感じております。音楽は私の人生において、ご機嫌な時も、気分が落ちて頑張れそうにない時も、ここぞって時も、どんな時でもそばで自分を支え、癒やし、奮い立たせてくれるような、なくてはならない存在です。どの曲も誰かにとっての支えだったり癒やしだったりすると思います。そういう大切なものを、皆様と共有できる時間が今からとても楽しみです。私は司会というお仕事は全く経験がなく、何ができるか自分でも大変未知数ではございますが、紅白歌合戦司会の先輩方を見てとにかくできることを精一杯頑張りたいです。よろしくお願いいたします」と語っている。