JRP、2025年スーパーフォーミュラ韓国大会開催断念。7大会12レースのスケジュールに
2013年にスーパー耐久第2戦が開催されたインジェ・スピーディウム。スタンドは多くのファンを収容する。10月12日、全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営する日本レースプロモーションは、上野禎久社長と近藤真彦会長が出席し、定例のサタデーミーティングが行われた。この中で、上野社長から2025年に予定されていたインジェ・スピーディウムでの韓国大会の開催が断念されたことが正式に発表された。
2025年のスーパーフォーミュラのスケジュールは、8月1日にJAF日本自動車連盟から発表されたFIA国際スポーツカレンダー登録申請の中で8大会のスケジュールが発表され、この中には江原道のインジェ・スピーディウムでの開催が含まれていた。しかし、12日に行われたサタデーミーティングで上野社長は、韓国大会の開催を断念すると発表した。「2025年のカレンダーで6月に予定として組ませていただいておりました韓国大会について、韓国サイドのプロモーターと開催要件の調整を進めて参りましたが、双方で設定していた期限までに要件が整わなかったということで、2025年の開催については断念することを決定しました」と上野社長は報告した。
合意に至らなかった理由については、「契約に関わる部分もございますので細かい説明はできませんが、海外戦にあたりさまざまな条件があり、そういったところを積み重ねてきたものの最終的には合意に至りませんでした」と説明している。
韓国大会の開催断念にともない、2025年のスーパーフォーミュラは7大会12レースで争われることになった。6月にスケジュールが空くことになるが、「今後オーナーサイドとの打ち合わせになりますが、シーズン途中の公式テストの機会が設けられる可能性がスケジュールとして出てきましたので、今後検討していきます」と上野社長は述べた。
2026年以降の韓国での開催については、「可能性として否定はしませんが、時間をかけて解決できないところもあるので、2026年についてはまだ話をしておりません」と上野社長。また、韓国以外の開催については「いくつかの海外プロモーターからもスーパーフォーミュラに対してさまざまな関心をもっていただいています。決まり次第皆さまにご案内します」と述べ、アジア以外の関心もあることを示唆している。
2025年の全日本スーパーフォーミュラ選手権のシーズンカレンダーは以下の通り。
Round/Date/Circuit/Region 1/3月8~9日/鈴鹿サーキット/三重県 2/3月8~9日/鈴鹿サーキット/三重県 3/4月19~20日/モビリティリゾートもてぎ/栃木県 4/4月19~20日/モビリティリゾートもてぎ/栃木県 5/5月17~18日/オートポリス/大分県 6/7月19~20日/富士スピードウェイ/静岡県 7/7月19~20日/富士スピードウェイ/静岡県 8/8月9~10日/スポーツランドSUGO/宮城県 9/10月11~12日/富士スピードウェイ/静岡県 10/10月11~12日/富士スピードウェイ/静岡県 11/11月22~23日/鈴鹿サーキット/三重県 12/11月22~23日/鈴鹿サーキット/三重県