スーパーフォーミュラ、2025年韓国ラウンド開催断念へ「要件が整わず」
日本レースプロモーション(JRP)は、スーパーフォーミュラ2025年シーズンのカレンダーに暫定的に組み込まれていた韓国戦の開催を断念することを明らかにした。
当初、8月のもてぎ戦の際に韓国のインジェ・スピーディウムでの開催を目指すことが公表されたが、正式な開催契約の締結には至っていなかった。JRPの上野禎久社長は、「開催に向けてはまだハードルがありますが、大変ポジティブな打ち合わせを進めております」と述べていた。具体的な発表は9月中旬頃にできると見られていたが、9月下旬になっても続報はなく、パドックでは開催断念の噂が広がっていた。
JRPは富士スピードウェイで行われる第6戦・第7戦の定例会見で、2025年6月7日、8日に予定していた韓国ラウンドの断念を正式に発表した。上野社長は契約に関する詳細を明かさなかったが、「プロモーターと開催条件の調整を進めましたが、期限までに要件が整いませんでした」と説明した。2026年以降の開催を模索する可能性は否定しなかったが、現段階では話し合いは始まっていない。
これにより、2025年のスーパーフォーミュラはレース数が1戦減るが、7大会中5大会で2レースフォーマットが採用されるため、全12戦が行われる予定。これは依然として、シリーズ歴代最多のレース数となる。