ケイシー・アフレック主演、30年後に脚光を浴びたアルバムの実話を描く「ドリーミン・ワイルド」2025年1月公開

ケイシー・アフレック主演、30年後に脚光を浴びたアルバムの実話を描く「ドリーミン・ワイルド」2025年1月公開

ケイシー・アフレックが主演し、「ラブ&マーシー 終わらないメロディー」のビル・ポーラッド監督がメガホンをとった「ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた」が、2025年1月31日から公開されることが決定した。あわせて、イラストレーター・サイトウユウスケ氏が描き下ろした日本版オリジナルティザービジュアルと場面写真が披露された。

本作は、実在の兄弟デュオ「ドニー&ジョー・エマーソン」の驚くべき実話を基にしている。ビル・ポーラッド監督は、「ラブ&マーシー 終わらないメロディー」以来8年ぶりに監督・脚本を務めた長編作だ。第79回ベネチア国際映画祭でのワールドプレミアでは、「静かな感動を呼ぶ極上のドラマ」(Los Angeles Times)、「俳優たちの見事なアンサンブル」(TIME)と大きな注目を集めた。

1979年、ワシントン州の田舎町でレコーディングされたアルバム「Dreamin’Wild」。当時10代だったドニーと兄のジョーは、父が自作したスタジオで数々の楽曲を生み出した。家族の支えと情熱を注ぎ込んだアルバムだったが、世間からは見向きもされず、夢は叶わなかった。約30年後、ドニーは自分たちのアルバムがコレクターにより発見され、「埋もれた傑作」として人気を博していることを知る。思いもよらない成功に家族は喜ぶが、ドニーは過去や感情と向き合うことになる。

主人公のドニーを演じるのは、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」でアカデミー賞主演男優賞に輝いたケイシー・アフレック。ドニーの妻・ナンシー役は「(500)日のサマー」のズーイー・デシャネル。青年期のドニー役は「ハニーボーイ」「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」のノア・ジュプが演じている。

ティザービジュアルには、プレイヤーでレコードを聴いているドニー(アフレック)が中央に配され、当時に思いを馳せているかのように、背後には音楽に熱中する10代の頃のドニーとジョーの姿が描かれている。さらに、左下には家族との思い出が刻まれた家が夜空に浮かびあがるように描き込まれており、映画の世界観を余すことなく感じさせるエモーショナルな仕上がりとなっている。

作品を観たサイトウ氏は、「当時のレコードを誰かに掘り起こされることでそこにパッケージされていた十代の自分と出会うことになる。きっと誰の心にも十代の自分がいて、そいつはきっといつも自分を見ている。『どうだい、そっちはうまくやってるかい?』そんな言葉が聞こえた気がした」とコメントを寄せている。

「ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた」は、2025年1月31日からTOHOシネマズ シャンテほか全国で公開される。