小学生からSNSで活躍、20歳で160万人フォロワー超え!折田涼夏のSNS戦略とスタイルブック『なついろ。』
折田涼夏、通称“りょーか”。彼女の最大の武器は、“あざとかわいい”笑顔とメイク。SNSの総フォロワー数は約160万人。北海道出身の彼女は、今年7月に20歳を迎え、自身初のスタイルブック『なついろ。』(宝島社)を発売した。
このスタイルブックには、折田の20歳直前の姿を多数収録したグラビア写真や、彼女が自他共に認める“あざとかわいい”メイク術、初挑戦のエッセイ、縁ある人物との対談企画など、多角的なアプローチから折田涼夏を知れる内容となっている。
折田は、2021年秋に放送された人気恋愛番組『今日、好きになりました。朝顔編』の出演をきっかけに、SNSを中心に活躍の幅を広げた。しかし、その裏には、高校時代から海外のTikTokトレンドを研究し、プロデューサー的な視点を持つエピソードがある。
折田は、小学3年生の頃からSNSに触れており、当時はダンサー志望で「ミクチャ(MIXCHANNEL)」にダンス動画を投稿していた。中学生になるとTikTokに動画を投稿し始めたが、当初は再生回数やフォロワー数が伸びず、一時はアプリを削除したこともあった。しかし、数カ月後に再開し、ダンス動画がバズるようになり、SNS活動に本格的に取り組む決意を固めた。
現在、TikTokで80万人以上のフォロワーを抱える折田は、動画制作時に統一感を意識している。例えば、撮影場所や光の加減、選んだ音源やエフェクトとの調和、自室のLEDライトの使用や自然光での撮影など、細部にわたるこだわりがある。また、高校時代から海外のTikTokトレンドを研究し、日本で流行りそうな投稿をチェックしている。
例えば、2022年7月に韓国でバズった蚊を潰す音源を日本でも使用し、編集で蚊の絵文字を登場させ、手でパチンと潰す音が鳴る瞬間にそれを消すことで、多くのユーザーに理解してもらった。この投稿は、サウジアラビアやパキスタンなど、海外でも人気を博した。
折田のファンは10代後半~20代前半の女性が多く、メイクや恋愛、特に“垢抜け”に敏感な子が多い。折田は、ファンからの恋愛相談に応える際、具体的なアドバイスを心がけている。例えば、デートのときの髪型やコスメの選び方など、実践的なアドバイスを提供している。
自身初のスタイルブック『なついろ。』は、“垢抜けの教科書”として、モテメイクや友だちと遊ぶときのコーディネートなどが載っている。折田は、SNS発信の限界を感じ、ネットで伝えきれないことを書籍で表現したかったと語る。特に、美容のページには細かいこだわりが詰まっており、スキンケアの部分は絶対に取り入れたかったという。
『なついろ。』には、対談やエッセイ、100コーデの私服紹介など、注目企画が盛りだくさん。エッセイ執筆は初挑戦だったが、各テーマを自分で考えたことで、想像よりもすんなりと書けたという。特に仕事面でのイメトレや、恋愛観についても率直に語っている。
100コーデの私服紹介は、ほぼすべてが撮り下ろしで、折田はお気に入りのコーディネートを紹介している。例えば、ジャージとスカートをローファーで締めたスポーティカジュアルや、ダウンを被せた“空港コーデ”など、SNSではあまり見せたことがないスタイルも収録されている。
今後、折田は美容を軸に活動の幅を広げ、美容本の出版や体型維持ごはんの企画、さらには大人っぽい写真集の制作も視野に入れている。