「日本嫌い」の過去を乗り越え、12年ぶりのテレビ復帰:ユンソナの苦悩と再生

「日本嫌い」の過去を乗り越え、12年ぶりのテレビ復帰:ユンソナの苦悩と再生

10月9日に放送された『上田と女が吠える夜2時間SP』(日本テレビ系)に、韓国出身のタレントユンソナが約12年ぶりに出演した。彼女は7年前からカナダに移住し、育児に専念していたことを明かした。

ユンソナは2000年代に日本のテレビ番組やドラマで活躍し、2001年のNHKドラマ『もう一度キス』で女優デビューを果たした。その後、『GOOD LUCK』(2003年)や『木更津キャッツアイ』(2003年)など、数々の名作ドラマに出演。女優業だけでなく、歌手としても活躍していた。

久しぶりの公の姿に、懐かしく感じる視聴者も多かったが、ネット上では批判的な意見も目立った。《あれ?日本嫌いだったんじゃないの?》《散々好きじゃないと言っていたジャパンのテレビ出演する度胸もある意味凄いわ》《嫌い嫌いと言いながら寄ってくるのは何故なんだろう?不思議》《日本の愚痴めっちゃ言ってたイメージ》など、さまざまな声が寄せられた。

2007年に韓国ドラマ『恋人よ』の製作発表会で、日本の歴史教育に傷つき苦しんだことを発言し、反日との批判が集まった。彼女は《“親日ではなければ反日”という決めつけがひどい。それが非常に残念だ》と反論したが、批判は再燃した。

さらに2017年には、息子が同級生に暴行を加えた“いじめ騒動”が明るみになり、一度は否定していたユンソナも後に事実を認め、謝罪した。この騒動により、ドラマの降板やリリース予定だったアルバムの中止など、芸能活動が断たれてしまった。

12年ぶりの日本の番組出演で、過去の問題が再び掘り返された。人気絶頂期には、カタコトの日本語を話すキャラクターで愛され、バラエティー番組にも多数出演していたが、ダークなイメージとのギャップが世間のマイナスイメージを大きくした。

今後、日本の活動が再び歓迎される日が来るのだろうか。