北陸３県をつなぐ観光列車「一万三千尺物語」、富山駅から出発

北陸３県の魅力を知ってもらうため、観光列車の特別ツアーが１２日から始まった。あいの風とやま鉄道の観光列車「一万三千尺物語」が期間限定で石川県と福井県に乗り入れる。このツアーは１４日まで行われる。

北陸新幹線の敦賀延伸を受け、北陸３県とあいの風とやま鉄道、ＩＲいしかわ鉄道、ハピラインふくいの３社が連携して初めて企画した。

１２日の「富山発コース」では、抽選で選ばれた３９人が列車の旅を楽しんだ。富山駅での出発式では、県内の民謡団体がおわらを披露し、参加者を歓迎した。金沢市から参加した小学２年生の東紅来里（くくり）さんは「富山に来るのは初めて。楽しみ」と話した。

一行は黒部駅で宇奈月温泉の「かたかご会」の歓迎を受け、高岡駅では獅子舞を鑑賞した。金沢駅で解散する前に、列車内では北陸の食材を使った食事が振る舞われた。

１３日には「石川発コース」、１４日には「福井発コース」が予定されており、各日４０人の参加が見込まれている。