【ライブレポート】鈴木雅之の大トリで大成功、『ナイナイ歌謡祭』の魅力を徹底解剖
10月26日、神奈川・横浜アリーナで「ナインティナインのオールナイトニッポン歌謡祭」が開催され、1万2000枚のチケットが完売した。ゲストとして鈴木雅之、DA PUMP、ano、久保史緒里(乃木坂46)、ロバート秋山、ネクライトーキー、高須克弥、そしてサプライズゲストの原口あきまさが出演し、一夜限りのスペシャルパフォーマンスで会場を盛り上げた。
イベントのオープニングでは、暗転した会場に「WE ARE THE CHAMP ~THE NAME OF THE GAME~」が流れ、メインステージ2階に設置されたバルーンにスポットライトが当てられた。バルーンの中には左手にサッカーボールを持った矢部のシルエットが浮かび上がり、一方の岡村はパリ五輪で話題となったトルコの射撃選手ユスフ・ディケッチを彷彿とさせる姿で客席通路から登場。銃を手に矢部のバルーンに向かって発砲したが、バルーンは破れず、弾が跳ね返って自分に当たるというサプライズが展開された。その後、矢部が三浦知良をイメージした真っ赤なスーツ姿で登場し、2人の号令でイベントがスタートした。
最初のパフォーマンスは、ナイナイの2人が歌う「POISON ~言いたい事も言えないこんな世の中は~」。リスナーとの掛け合いを楽しみながら「最後までバカになってください!」と呼びかけた。その後、DA PUMPが「Pump It Up! feat. TAKUMA THE GREAT」で岡村とのダンスコラボを披露し、会場を盛り上がらせた。
矢部は中学生のときに憧れていた一世風靡セピア風の衣装に着替え、原口あきまさとの「前略、道の上より」をパフォーマンス。原口は明石家さんま、室井慎次(柳葉敏郎)、石橋貴明、勝俣州和、高田純次、東野幸治など、様々なモノマネを披露した。矢部はリフティングしながら「匂艶 THE NIGHT CLUB」を歌うというチャレンジ企画も行われた。岡村は松山千春の「長い夜」や、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」、そしてリスナーから募集した歌詞で構成した「パクチーサンバII」を歌唱した。
大トリを飾ったのは、ナイナイが憧れていた鈴木雅之。彼は往年の名曲や近年のヒット曲でリスナーを魅了し、ステージで「ついにステージに立つことができました!」と喜びを表現。「歌謡祭って言いながら、MC長いね」と会場を和ませつつ、「アウェーになるかと思いましたが、皆さんに迎えていただいてうれしかった」と感謝の意を述べた。
全員集合したエンディングでは、矢部が「毎回『HOWEVER』を無理やり歌わされていた」と冗談を交えつつ、「今年からは締めるべき人にキチンと締めていただきたい」と語った。そして鈴木の「め組のひと」で大団円を迎え、銀テープが発射されると会場は大きな歓声に包まれた。
イベント終盤、ゲストが退場した後、ナイナイ2人が改めて感想を述べた。岡村は「FNS歌謡祭を目指していたけど、本当に歌謡祭らしくなってきた」と感慨深く語り、矢部は「本当に目指していたんですか?(笑) アーティストの皆さんのおかげですね」としみじみ。最後に「わーわーいうてます!」(矢部)「お時間です!」(岡村)の声を合図に、リスナーたちと「さようなら!」と挨拶し、イベントを締めくくった。
このイベントの見逃し配信は11月3日(日)23時59分まで。ニッポン放送では配信視聴者の中から抽選で20名にナインティナインのサイン入り特製ポスターが当たるキャンペーンを実施している。詳しくはイベントオフィシャルサイトを確認すること。また、10月31日(木)の「ナインティナインのオールナイトニッポン」では、生放送で裏話も交えて「ナイナイ歌謡祭」の振り返りを行う。