「24時間テレビ」寄付金15億円超 昨年の着服問題乗り越え歴代4位の高額を達成
日本テレビは、8月31日から9月1日に放送されたチャリティー番組「24時間テレビ」の寄付金総額が、9月30日時点で15億1095万円となったことを明らかにした。前年の8億4805万円を大きく上回り、1978年の開始以来、現時点で過去4番目の高額となっている。
昨年、日本海テレビの幹部による寄付金の着服が発覚し、批判が高まっていたが、今年は厳しい環境下での放送となった。28日の定例会見で、日本テレビの石沢顕社長は、「今年の24時間テレビは、募金活動をはじめ大変厳しい環境下での放送だった。本当に多くの人々が募金に協力してくださいました。心から感謝を申し上げたい」と述べ、多くの人々の支援に感謝を示した。
92年から続く恒例のマラソン企画では、お笑い芸人のやす子さんが、児童養護施設への寄付を呼びかけて走り、約5億493万円が集まった。沢桂一常務は、「マラソンの目的別募金という形が非常に分かりやすかった。また、やす子さんへの共感から約5億円が集まった」と話した。
また、今年の寄付の特徴として、寄付総額の半分以上がキャッシュレスだったことが挙げられる。前年と比べて約8倍に増え、全体の金額を押し上げた。