PJA調査:韓国が99%で世界一、日本は36%とキャッシュレス決済比率低し
キャッシュレス推進協議会(PJA:Payments Japan Association)は、世界主要国におけるキャッシュレス決済比率(2022年)の調査結果を発表した。この調査は毎年行われ、国際的なキャッシュレス決済比率の比較を目的としている。
調査対象は、日本、韓国、中国、シンガポール、アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、イタリア、ドイツ、スウェーデン、オーストラリアの12か国。算出方法は、「キャッシュレス支払手段による年間支払金額 ÷ 家計最終消費支出」で、分母には世界銀行が公表している「家計最終消費支出」、分子には国際決済銀行が公表している「カードおよび電子マネー決済額」を採用している。韓国と中国のデータは、Euromonitor Internationalから参考値として取得している。
調査結果によると、「韓国」が99.0%と最も高い比率で1位となった。2位は「中国」83.5%、3位は「オーストラリア」75.9%、4位は「シンガポール」65.6%と続いた。一方、「日本」は36.0%で10位と低調な結果となった。最下位は「ドイツ」23.9%で、イタリア、スウェーデン、フランス、アメリカも低い比率を示し、欧米ではキャッシュレス決済がまだ十分に浸透していないことが明らかになった。