T・ヘルナンデス、スタントンの足を考え冷静に好返球!ドジャース、ヤンキースとのワールドシリーズ第3戦で3連勝
ドジャースのテオスカー・ヘルナンデス外野手が敵地でのヤンキースとのワールドシリーズ第3戦に「4番・左翼」で先発出場し、好守備で失点を防いだ。チームはフレディ・フリーマン内野手の先制2ラン、ムーキー・ベッツ外野手の適時打などでヤンキースに勝利し、3連勝。開幕3連勝を飾った過去24チームは全て世界一に輝いており、悲願の世界一へ王手をかけた。
4回に先発・ビューラーが1死からスタントンにこの試合初安打となる左翼への二塁打を浴び、ピンチを迎えた。2死からボルピに左前打を浴びると、二走・スタントンが生還を狙った。ここで左翼のT・ヘルナンデスがワンバウンドながら本塁へ正確なバックホーム。返球を受けた捕手・スミスが素早くスタントンにタッチし、失点を防いだ。
アウトを確認したビューラーも両手を挙げて大喜び。T・ヘルナンデスもベンチで満面の笑みを浮かべ、相手に傾きかけた流れを好守備でしっかり食い止めた。
T・ヘルナンデスは「守備には誇りを持っている。その面でもチームを助けたい。どんなプレーも起こり得ると予測し、ジャンカルロが走者だとわかっていた。だから慌てる必要はなかった。2死だったけど、積極的に、捕球し、いい送球をすればアウトにするチャンスがあると思った」と説明。チームメートから好プレーを祝福されたことには「このチームではみんなが互いにサポートし合っている。誰かがいいプレーをしたり、重要な場面で本塁打を打ったり、投手が好投したり、みんなでサポートし合う。それぞれのプレーに大きな意味があると感じさせようとする」と笑顔で話した。
先発のビューラーも5回2安打無失点の快投。「凄かった。今日の勝利の鍵だった。相手打線を封じ込めた。彼が私たちに(先に)得点する機会を与えてくれれば勝てるといつも話している通りだよ」と好投を称えた。
あと1勝で世界一となったが「彼らが諦めないことはわかっている。簡単ではない。明日も同じメンタリティで球場に来て、得点し、勝ちたい」と気を引き締めた。