TRFのSAMとDJ KOOが『人生最高レストラン』に出演、小室哲哉とのデビュー秘話
TRFの同級生コンビSAMとDJ KOOが『人生最高レストラン』に出演
ダンス&ボーカルグループTRFのメンバー、SAMとDJ KOOが21日、TBS系バラエティ番組『人生最高レストラン』(土曜午後11時30分)に出演し、プロデューサーの小室哲哉とのデビュー前の秘話を語った。
TRFは結成31年目を迎え、番組では2人がライブなどで愛してやまない3つの超絶品ツアー飯を紹介した。その中には「世界一おいしい!焼き肉」「2時間並んでも食べたい!ラーメン」「青春を捧げたディスコのバイキング」が含まれていた。これらの料理を紹介しながら、2人はデビュー前の小室との思い出を語った。
TRFの結成メンバーは小室が決定したが、DJ KOOだけは例外だった。日本初のライブ音楽イベントでDJをやらないかとスタッフに声をかけられたDJ KOOは、小室にあいさつに行ったという。その際、小室のスタジオに衝撃を受けた。「スタジオが今まで自分が見たことないくらいの機材で、『あ、この人についていきたい』と思って、小室さんに『明日もスタジオ見学に来ていいですか?』って言ったら、『いいよ』って言ってくれて。体育系なんで毎日スタジオに通って」と笑いを誘った。その結果、DJ KOOはTRFに“もぐりこんだ”という。
SAMも、TRF結成時にはボーカル、DJ、ダンサーを含めて11人ほどいたが、小室に呼ばれてダンサー3人、YU-KI、DJ KOOの5人体制に絞られたことを明かした。その理由について小室は「人が覚えられる人数って、5人ぐらいが限界だと思うんだよ」と述べていたという。
さらに、デビュー曲についても語られた。小室から「こんな感じになっちゃったんだよね」と聞かされた曲は、テクノ・ユーロビート系だったという。当時のSAMは「僕らはヒップホップダンサーだったので、テクノとかユーロビートは“邪道”だったんです。びっくりして(ダンサー)3人固まって……帰り道もトボトボ3人でうなだれて帰りました」と当時の心境を振り返った。
TRFの6枚目シングル『survival dAnce ~no no cry more~』がオリコン1位に輝いた際も、SAMは「僕ら3人は自分たちの手柄じゃないっていうか、小室さんとボーカルYU-KIさんの手柄で売れたなっていうイメージだったんで、『俺達何もしてないよな』と、まったくうれしくなかった」と当時の心境を明かした。
この番組を通じて、TRFのメンバーがどのようにしてグループの一員となり、デビューまでの道のりを歩んできたのか、そしてその過程でどのような思いを抱いていたのかが明らかになった。TRFの31年間の歴史は、小室哲哉の才能とメンバーの努力によって築かれてきたものであり、その軌跡は多くのファンに感動を与え続けている。