ヨルシカが横浜流星主演映画『正体』主題歌「太陽」を書き下ろし

ヨルシカが横浜流星主演映画『正体』主題歌「太陽」を書き下ろし

映画『正体』主題歌にヨルシカが新曲「太陽」を提供

横浜流星が主演を務める映画『正体』の主題歌に、人気バンド・ヨルシカが新曲「太陽」を書き下ろしたことが明らかになった。11月29日から全国公開される『正体』は、染井為人の同名小説を映画化したサスペンスエンタテイメント作品だ。

映画『正体』は、脱走した殺人事件の容疑者を追う刑事が、逃走先で容疑者と出会った人々の取り調べを通じて、まるで別人のような新たな人物像に出会う様子を描いている。監督は『新聞記者』などで知られる藤井道人が務め、横浜流星が主演を務める。共演には吉岡里帆、SixTONESの森本慎太郎、山田杏奈、山田孝之らが名を連ね、豪華なキャスト陣が集結している。

ヨルシカは、物語性に富んだ楽曲が特徴的で、今回の「太陽」も横浜流星が演じる主人公・鏑木に優しく寄り添うような歌詞となっている。ヨルシカのボーカル・ササキノブユキは、主題歌の制作について次のようにコメントしている。

「他人の作品に関わることの重みをいつも感じています。映画の最後に流れる主題歌は、始まりの一音だけで作品の持つ余韻を消し飛ばしかねないという恐怖があります。この映画の脚本を読んだ時、特にその怖さを感じました。監督との打ち合わせで印象的だったのは『讃美歌』というワードです。受け取ったメッセージを壊さないよう丁寧に作りました。」

また、主題歌「太陽」に込めた想いについても語っている。

「太陽をモチーフに、陽の光を蝶の羽根に見立てて詩を書きました。今ヨルシカで作りたいものと、映画の共通項を探すところから制作が始まりました。『正体』という映画の持つ余韻と調和する仕上がりになっていれば幸いです。」

横浜流星も公式インタビューで楽曲について言及し、「自分も藤井監督も好きなヨルシカさんに引き受けてもらい、この作品のとてもぴったりな、寄り添ってくれる歌を作ってくださって、歌ってくださって本当に感謝しています」と感謝の言葉を述べている。

本予告映像では、主題歌「太陽」の一部がいち早く確認できる。映画の緊迫した雰囲気とヨルシカの楽曲が見事に融合し、観客の期待を高めている。

映画『正体』の概要

  • 公開日: 11月29日(金)
  • 原作: 染井為人『正体』(光文社文庫)
  • 出演: 横浜流星、吉岡里帆、森本慎太郎、山田杏奈、前田公輝、田島亮、遠藤雄弥、宮ざき優、森田甘路、西田尚美、山中崇、宇野祥平、駿河太郎、木野花、田中哲司、原日出子、松重豊、山田孝之
  • 監督: 藤井道人
  • 脚本: 小寺和久、藤井道人
  • 配給: 松竹
  • 著作権: (C)2024 映画「正体」製作委員会

映画『正体』は、脱走した殺人容疑者を追う刑事の視点から、人間の複雑な心理と真実の追求を描いた作品だ。ヨルシカの主題歌「太陽」が、この物語の深みをさらに引き立てること間違いなしである。