小説デビュー作「選択」に込めた想い
THE RAMPAGEの岩谷翔吾が新たな才能を開花させた。10日に自身初となる小説デビュー作「選択」を発売。高校時代からの親友である俳優・横浜流星が原案を担当し、二人は4年をかけて完成させた意欲作だ。岩谷は、書店巡りをして初めて小説家としての実感を得たと語っている。
岩谷は、「この作品は4年間かけて書いたけど、ずっと孤独な作業を一人明け暮れていた。誰かが助けてくれるわけでもなく、自分自身の内から出る物とひたすら戦い続けて、どんどん自分を削っていく感覚もあった」と振り返る。ただし、横浜流星と二人三脚で作り上げたことで、孤独は薄れたと語っている。
岩谷は、横浜流星とは10年来の親友で、ある切り抜き動画を見たのが原点だと語る。二人は時間を見つけることが難しかったが、ライブが終わった後などに2人で朝5~6時までディスカッションをしながら執筆を続けた。岩谷は、国語の成績が良いわけではなく、本を読むことが好きになったのはRAMPAGEになってからだと語っている。
岩谷は、コロナでステイホームとなった時に、無力感を感じて言葉への憧れや敬意が人一倍あったと語る。岩谷は、読者から『一気読みしちゃった』とか『本へのハードルが下がった』といったお言葉をいただき、うれしいと語っている。
岩谷は、映画化の意識はあるが、読者の応援次第だと語る。また、小説家としての夢は、東京ドームに立つ小説家としての光と影を書きたいと語っている。次の作品は、ハードな世界観ではなく、自分かいわいに持っていって、得意分野を発揮したいと語っている。