『飯を喰らひて華と告ぐ』第12話「塩むすび」: 山下の人生が変わる瞬間
ドラマ『飯を喰らひて華と告ぐ』第12話「塩むすび」の予告編と場面写真が公開
TOKYO MXで放送中の仲村トオル主演ドラマ『飯を喰らひて華と告ぐ』の第12話「塩むすび」の予告編と場面写真が公開された。
本作は、『ヤングアニマルWeb』で連載中の足立和平による同名漫画を実写化した作品。路地裏にひっそりと佇む中華屋のような店構えの「一香軒」を舞台に、客の望むものは「何でも出す」と豪語する謎の凄腕店主が営む「異色」の人情グルメドラマだ。
主演の仲村トオルは、その客にベストマッチした最高のクオリティの料理を提供するが、全く見当はずれなアドバイスや名言を自信満々に放つ、ズレまくった一香軒の店主を演じる。監督・脚本を務めるのは、ドラマ『直ちゃんは小学三年生』(テレビ東京系)などで知られる近藤啓介。脚本には、コントグループ「テニスコート」のメンバーであり、ソロプロジェクト「画餅」主宰の神谷圭介と、劇団コンプソンズの主宰・金子鈴幸が名を連ねている。
路地裏にひっそりと佇む中華屋のような店構えの「一香軒」。客の望むものは「何でも出す」と豪語する謎の凄腕店主が営むこの店では、毎日様々な人間ドラマが生まれている。
第12話のタイトルは「塩むすび」。ゲスト出演は柄本時生が務める。役者になることを夢見て上京した山下(柄本時生)。だが10年経っても芽が出ず、生活は困窮。水道もガスも止められ、何日も何も食べられていない。ついに包丁片手にコンビニ強盗をもくろむも、勇気がなく断念。その時ふと漂ってきた焼きサンマの良い匂いに誘われるように「一香軒」にたどり着く。そこには秋刀魚を七輪で焼く店主の姿があった。包丁を構え店主を脅すが、怖気付くことなく山下を抱きしめ、店主は土鍋で炊いたあたたかい塩むすびを握り始める。
このエピソードでは、山下の挫折と絶望が描かれ、店主の一香軒が彼の心に寄り添う姿が見どころだ。店主の言葉や行動が、山下の人生にどのような影響を与えるのか、期待が高まる。
『飯を喰らひて華と告ぐ』は、料理を通じて人間の心の奥底にある感情や葛藤を描く、深みのあるドラマだ。第12話「塩むすび」では、山下の人生がどのように変化するのか、ぜひお見逃しなく。