「交際0日婚」の甘い罠：平野綾と谷口賢志の離婚騒動から見る

声優で女優の平野綾（36）が、夫で俳優の谷口賢志（46）と別居していることが9月11日に報じられ、平野は同日、X（ツイッター）で離婚協議中であることを発表した。今年1月の入籍からわずか8カ月でのスピード別居報道に、ファンは大きな衝撃を受けている。

平野は結婚当時、「交際0日婚」であることを公表していた。この「交際0日婚」の難しさについて、一部では議論が起きている。例えば、元AKB48の篠田麻里子（38）も1回目の結婚で「交際0日婚」だったが、4年で離婚に至った。一方で、元女優の堀北真希（35）と俳優の山本耕史（47）、芸人の大島美幸（44）と放送作家の鈴木おさむ（52）などの夫婦は、0日婚でも円満な関係を築いている。

交際0日婚のメリットは、交際期間を短縮することでライフプランが描きやすく、芸能人であればスクープや事務所の介入を避けられる点にある。また、結婚生活の初期は恋人気分をそのまま持ち越せるため、楽しい期間となることが多い。平野も新婚当時は、熱々の関係をテレビで披露していた。

しかし、交際0日婚のデメリットも存在する。結婚後に思わぬ不一致が見つかる可能性が高く、特にスキンシップへの熱量の違いや、夫婦関係の意識が独身のまま進まないケースもある。例えば、俳優の柄本時生（34）と女優の入来茉里（34）は、12年間の友人関係から0日婚となったが、柄本の仕事への没頭に伴い、入来が寂しさをSNSで訴えていた。

0日婚でも夫婦関係が続くためには、結婚後に「ちゃんと夫婦になる努力」が重要だ。堀北真希と山本耕史は、堀北が女優を引退し、夫を支える生活を選んだ。また、大島美幸と鈴木おさむは、当初は恋愛感情ゼロの結婚だったが、その後の関係構築を続け、より絆を深めている。

結婚の形は多様化しており、交際0日婚もその一つ。重要なのは、お互いが求める夫婦関係や生活スタイルを実現し、意識的に夫婦としての生活を築いていくことだ。