アトランタ・ブレーブス、プレーオフ進出に向けロイヤルズを3-0で下す

アトランタ・ブレーブス、プレーオフ進出に向けロイヤルズを3-0で下す

ブレーブス、ロイヤルズを3-0で下しプレーオフ進出に望みをつなぐ

日本時間9月28日、アトランタ・ブレーブスは本拠地トゥルイスト・パークでカンザスシティ・ロイヤルズとの3連戦の初戦に臨み、3対0で勝利を収めた。この勝利により、ブレーブスはプレーオフ進出への望みをつなぐことができた。

試合の主役は先発投手のマックス・フリードだった。フリードは9回途中まで3安打無失点の快投を見せ、11勝目(10敗)をマーク。試合終盤、9回表二死から四球と二塁打でピンチを招いたものの、惜しくも「マダックス」(9回を投げて1安打無失点)の達成には至らなかった。しかし、守護神のライセル・イグレシアスが33セーブ目を挙げ、試合を締めくくった。

ロイヤルズの先発投手ブレイディ・シンガーは6回4安打2失点で13敗目(9勝)を喫した。シンガーは安定した投球を見せたものの、ブレーブス打線の集中力に打ち勝つことができなかった。

試合の流れは4回裏に大きく傾いた。ブレーブスのショーン・マーフィーが10号2ランホームランを放ち、先制点を奪った。その後、8回裏には二死2塁からマーセル・オズナが盗塁を試み、捕手サルバドール・ペレスの悪送球により貴重な追加点をゲット。この追加点が試合の流れを決定づけた。

フリードの快投とチームの集中力が結実し、ブレーブスは見事に勝利を収めた。この勝利により、ブレーブスはナ・リーグのワイルドカード争いで4位に位置し、2位のニューヨーク・メッツと3位のアリゾナ・ダイヤモンドバックスとのゲーム差を0.5に縮めることに成功した。もし、この日の試合でメッツとダイヤモンドバックスが揃って敗れると、3チームがゲーム差なしという状況になる可能性がある。

ナ・リーグのワイルドカード争いは、最後の最後までもつれそうだ。ブレーブスは残りの試合で一丸となって、プレーオフ進出を目指す。一方、敗れたロイヤルズはプレーオフ進出へのマジックナンバーが「1」のままとなり、厳しい状況が続いている。

この試合の結果は、ブレーブスのプレーオフ進出への意気込みを高めるものとなった。フリードの快投とチームの集中力が、今後の試合でも発揮されることに期待がかかる。