ジャッジのプレーオフ苦戦、三振率34.3%米歴史最悪 しかしレギュラーシーズンは9冠達成の英雄
ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は7日(日本時間8日)、本拠地で行われたロイヤルズとの地区シリーズ第2戦に「3番・中堅」で出場した。しかし、第1打席では左腕コール・レガンスに対し、カウント1-0から3球連続で空振り三振に終わった。この結果、ジャッジのプレーオフ通算三振数は70個となり、米メディアによると、プレーオフ史上最高の三振数を記録したという。
第1戦では4打数無安打3三振と振るわなかったジャッジは、休養日を挟んでの第2戦でも苦戦を強いられた。無死一、二塁の場面で迎えた第1打席で、あっけなく三振に終わり、本拠地の観客からはため息が漏れた。
ジャッジの三振率は、204打席目で34.3%を記録。米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」は、ジャッジがポストシーズンで200打席以上の選手の中で最も高い三振率を記録していると報じた。また、FOXスポーツのアナリストベン・バーランダー氏も、ジャッジが今年のポストシーズンで5打数無安打4三振、プレーオフ全体で三振率35%と、苦戦していることを指摘した。
一方で、ジャッジは今季158試合で58本塁打、144打点、OPS1.159、本塁打率9.64など、メジャー9冠を達成。特に今季の長打率.701は2004年のバリー・ボンズ(.812)以来20年ぶりの高水準を記録し、歴史的な活躍を見せた。しかし、プレーオフではまだ本領を発揮できていない状況が続いている。