映画『SOUND of LOVE』公開記念舞台あいさつ:染谷有香主演の衝撃的シーンと愛の本質を語る

映画『SOUND of LOVE』公開記念舞台あいさつ:染谷有香主演の衝撃的シーンと愛の本質を語る

映画『SOUND of LOVE』の公開記念舞台あいさつ

28日、俳優でグラビアアイドルの染谷有香が、都内で行われた映画『SOUND of LOVE』の公開記念舞台あいさつに登壇した。この映画は9月27日から全国順次公開されており、染谷は主演映画の公開を目前にして、さまざまな心境を語った。

『SOUND of LOVE』は、新人監督・吉川鮎太の商業映画初監督作である。ASMRの配信者で真の快楽を求める明葉(染谷有香)と、明葉に奔走されながらも真実の愛を求める守屋(樫尾篤紀)の歪んだ愛の末路を描く。染谷と樫尾篤紀がダブル主演を務め、ギリシャの「レヴァディア国際映画祭」やイタリアの「アルポリソウルプレイス映画祭」に正式招待されている。

舞台あいさつに登場した染谷は、劇中のサングラスをかけて登壇し、同作について「不思議な映画だな、というか、他にあまり類のないような魅力のある映画なのかなと思っています」と評した。また、観客の反応について「皆さんの反応がすごく気になっていた。それが初日を迎えて、今日まさに見て頂いた方を目の前にするという日々がこれから始まっていくんだなと思うと、すごくソワソソドキドキしている気持ちがあります」と胸中を述べた。

劇中の見どころについては、「私が怪しくパンを(足の指で)こねているところが衝撃的でした(笑)。台本に書いてあったときに、何度読んでも(意図などが)分からなくて」と笑いながら語った。このシーンは、映画の独特な世界観を象徴するものであり、観客の興味を引く要素となっている。

さらに、同作にちなんで、“究極の愛の形”について問われた染谷は、「『究極の愛』って、(この)映画を見て私は思ったんですけど、破綻しますよね? どちらかの思いが暴走して、2人の間で究極の愛を共有できることって、できないのかなとちょっと思いました」と持論を語った。この言葉は、映画が描く複雑な人間関係と、愛の本質についての深い考察を示している。

舞台あいさつには、共演者の樫尾篤紀と和田聰宏も出席した。樫尾は、映画の撮影について「非常に挑戦的な作品で、役者としても新しい経験ができた」と語り、和田は「監督の意図を理解し、役者としての表現力を高めることができた」とコメントした。

『SOUND of LOVE』は、新人監督の才能と、主演俳優たちの演技力が光る作品として、多くの注目を集めている。映画の独特な世界観と、複雑な人間関係が描かれるストーリーは、観客に深い印象を残すだろう。染谷有香の演技と、彼女の持論が映画の魅力をより引き立てている。

この舞台あいさつを通じて、『SOUND of LOVE』の公開がますます期待される中、観客の反応が今後どのように展開していくのか、注目が集まっている。