【UFC】平良達郎、6パック腹筋披露で計量パス!ロイバルとの激突に「進化した姿見せる」=10.13
10月12日(日本時間13日)、米ネバダ州ラスベガスで開催される『UFC Vegas 98』のメインイベントで、UFCフライ級5位の平良達郎(THE BLACKBELT JAPAN)と同級1位のブランドン・ロイバル(米)が対戦する。11日に実施された計量では、両者が125.5ポンド(56.92kg)で計量をパスした。
平良は、この試合に勝てばフライ級王座挑戦が濃厚と見られており、「進化した姿を見せる」と意気込んでいる。計量台上では、6パック腹筋を披露し、『進撃の巨人』の「心臓を捧げよ」のポーズを取った後、ガッツポーズを決めた。
対するロイバルも、仕上げた肉体を誇示し、大きく両手を広げガッツポーズを取った。フェイスオフでは、ロイバルは笑顔で握手を求め、再びガッツポーズ。平良は相手を真剣な表情で見据えた。
インタビューでは、平良は「タイトルマッチに向け、非常に重要な一戦。強くなった姿と、進化した平良達郎をオクタゴンでお見せします」と語った。一方、ロイバルは平良を「理にかなった相手」と評価しつつ、「現時点では、俺の方が全局面で上回っている」と自信を見せる。さらに、「彼は未来のフライ級王者。俺が勝ってこの試合を終えたら、平良がベルトを獲る道を手助けしていきたい」と余裕を見せた。
試合のオッズは平良有利とされ、元二階級制覇のヘンリー・セフードも「グラップリングが有利で、勝ち方を知っている。勢いがある」と平良を支持している。しかし、経験値や打撃戦、5R経験のあるロイバルが有利との声も高い。
平良は戦績16勝無敗で、2022年にUFCと契約を結び、今年6月の『UFC on ESPN: Perez vs. Taira』では当時ランキング5位のアレックス・ペレス(アメリカ)と対戦し、2RにTKO勝ちを収めた。対戦相手のロイバルは戦績16勝7敗で、2020年5月にUFCデビュー。昨年12月の『UFC 296』では世界フライ級タイトルマッチに初挑戦したが、パントーニャとの再戦で3-0の判定負けを喫した。今年2月の『UFC Fight Night: Moreno vs. Royval 2』では、かつて敗北したブランドン・モレノに判定勝ちを収めている。
平良は、この超難敵を退け、タイトルマッチへと繋げることができるか。注目の一戦となる。