壷井達也、近畿選手権SPで2位!4回転サルコー成功の奮闘

壷井達也、近畿選手権SPで2位!4回転サルコー成功の奮闘

男子ショートプログラム 壷井達也が2位に

28日、大阪府立臨海スポーツセンターで開催された第2日目の近畿選手権男子ショートプログラム(SP)で、前回王者の壷井達也(21歳、シスメックス)が87.69点を獲得し、2位につけた。

壷井は、6日に閉幕したアジアンオープントロフィーで披露した「Adore」から、昨季のプログラム「アランフェス」に戻して挑んだ。この変更の理由について、彼は演技構成点(PCS)の伸び悩みを挙げている。「昨年に比べて少し伸び悩んでいた。そこで、先生と相談して、一度戻してみたらどうかという提案を受けました」と語る。

新SPの振り付けは自ら行ったが、「自分に馴染んでいる動きを取り入れがちで、複雑さが欠けていると感じました。昨シーズンのショートプログラムは複雑な部分が多く、密度の濃い演技でないと高得点を狙えないと考えました」と、自身の反省点を述べた。

短期間での調整となったが、4回転サルコーでGOE(出来栄え点)2.59の加点を獲得し、続くトリプルアクセル(3回転半)も成功させた。「4回転2本は入れられなかったけど、きっちりまとめられて良かった」と、満足感を示した。

首位は88.76点で友野一希(第一住建グループ)が獲得し、中村俊介(木下アカデミー)は78.08点で3位となった。

男子フリーは29日、午前10時55分から行われる予定だ。

壷井達也の挑戦と成長

壷井達也は、フィギュアスケート界で注目される若手選手の一人だ。前回の近畿選手権で優勝し、その実力と可能性を示した。しかし、今回の大会では新たな挑戦を決断し、昨季のプログラムに戻ることを選んだ。

この変更は、演技構成点(PCS)の伸び悩みを解消するためのものだった。彼は自身の演技を振り返り、「昨年のプログラムは複雑な動きが多く、密度の濃い演技が求められます。新プログラムでは、自分に馴染んだ動きを多く取り入れがちで、複雑さが欠けていました」と分析している。

短期間での調整にもかかわらず、壷井は4回転サルコーでGOE2.59の加点を獲得し、トリプルアクセルも成功させた。これは、彼の技術力と精神力の高さを示すものだ。「4回転2本は入れられなかったけど、きっちりまとめられて良かった」と、満足感を示している。

他の選手の活躍

首位の友野一希(第一住建グループ)は88.76点を獲得し、壷井に僅差で勝ち抜いた。友野もまた、若手選手の一人で、その実力は確かなものだ。3位の中村俊介(木下アカデミー)は78.08点を獲得し、上位3選手の競り合いは非常に接戦となった。

男子フリーへの期待

男子フリーは29日、午前10時55分から行われる。壷井達也は、2位という位置から逆転優勝を目指す。彼の挑戦と成長が、観客を魅了すること間違いなしだ。また、友野一希と中村俊介も、それぞれの力を存分に発揮し、素晴らしい演技を披露することだろう。

近畿選手権は、若手選手たちの成長と挑戦の場として、多くの注目を集めている。男子フリーでの活躍に期待が高まる中、観客は熱戦を楽しみにしている。