山口倫生の決勝ゴールで東福岡高、プレミアリーグWEST残留へ大前進

山口倫生の決勝ゴールで東福岡高、プレミアリーグWEST残留へ大前進

東福岡高、米子北高に1-0で勝利 山口倫生が決勝ゴール

9月28日、プレミアリーグWEST第16節で東福岡高が米子北高に1-0で勝利を収めた。この試合の決勝点を決めたのは、後半14分に投入されたFW山口倫生(2年生)だった。山口は後半25分、MF大谷圭史(3年生)からのクロスを右足ダイレクトボレーで決め、チームに貴重な勝利をもたらした。

決勝ゴールの瞬間

試合は前半を0-0で折り返し、後半に入ると東福岡高は攻勢を強めた。後半14分、山口倫生が交代でピッチに立つと、その直後から活躍の予兆が見えた。山口は「FWはとにかく裏、裏っていう指示が出ていて、その中で1本ボールが来たんで、自分が仕事しなきゃいけないと」DFの背後へ鋭い動きを見せ、米子北高のCBを倒し、レッドカードを誘発するビッグプレーを披露した。

後半25分、大谷圭史が右サイド後方からアーリークロスを上げた。山口は「キッカーも(プレースキッカーを務める大谷)圭史君だったんで、クロスが来るって大体分かっていました。ボレーは結構得意な方であったんで、トラップより1タッチで狙った方がいいんじゃないかなと思って、あと決めるだけでした」と振り返る。その言葉通り、山口は右足ダイレクトボレーでゴールネットを揺らし、試合を決定づけた。

山口倫生の成長と苦悩

山口倫生は1年時からプレミアリーグWESTに出場し、注目を集めるストライカーだ。抜群の推進力とスピード、得点力も兼ね備え、昨年の九州U-16リーグではMVPにも輝いている。しかし、2年目は怪我に悩まされ、プレミアリーグでの出場は限られ、前節はベンチ外となっていた。

この日はリーグ残留への大一番だった。山口は「もう、そろそろ決めないといけない。FWは点を決めるしかないから、それで絶対決めようって思っていた」と試合前の気持ちを語る。コーチ陣も認める点取り屋の才能を発揮し、チームに勝利をもたらした。

今後の意気込み

山口は今年、怪我の影響で新人戦県大会やインターハイ県予選に出場することができなかった。しかし、その悔しさを胸に、「(選手権予選では)“爆発”します。今年、“爆発するしかない”っす」と力強く語る。先輩たちは苦しいシーズンの中でも、プレミアリーグWESTで勝ち点を重ねてくれている。山口はこれから連発するだけ。そして、先輩たちに恩返しする決意を新たにしている。

監督の評価

平岡道浩監督も山口の活躍を称賛し、「何か知らんけど、決める。ストライカーですね」と評価した。山口のファーストプレーからキレのある動きを見せていたことから、監督もその才能を高く評価している。

今後の展望

東福岡高はこの勝利により、リーグ残留への道を大きく開いた。山口倫生の活躍は、チームの士気を高め、今後の試合でも重要な役割を果たすことが期待される。山口自身も、この1点を今後のゴール量産に繋げる意気込みだ。今後の試合でも、彼の活躍に注目が集まるだろう。

結論

東福岡高の山口倫生は、後半25分の決勝ゴールでチームに勝利をもたらし、リーグ残留への重要な一歩を踏み出した。怪我から復帰した彼の活躍は、チームの士気を高め、今後の試合でも重要な役割を果たすことが期待される。山口自身も、この1点を今後のゴール量産に繋げる意気込みを示しており、今後の活躍に注目が集まる。