新宿ミロード閉館、新たな開発計画で進化へ

新宿ミロード閉館、新たな開発計画で進化へ

小田急SCディベロップメントは19日、新宿駅直結の商業施設「新宿ミロード」を2025年3月16日に閉館すると発表しました。1984年に開業し、約40年間、多くの人々に親しまれてきた同施設は、20代の女性向けのファッションフロアやレストランフロアなど、約100店舗の専門店から構成されています。

記念イベントの実施

新宿ミロードでは、閉館に向けて特設サイトを設け、フィナーレムービー「Goodbye Movie」を公開しました。この動画では、「好きに生きてこ、これからも」という前向きなメッセージが伝えられており、閉館までのキャンペーンを10月4日から実施することを告知しています。キャンペーンは「思い出」「未来」「感謝」「お別れ」の4つのフェーズに分かれ、新宿ミロードらしい明るく楽しいイベントが多数企画されています。

閉館の理由

閉館の理由について、小田急電鉄株式会社、東京地下鉄株式会社、東急不動産株式会社の三社が推進する「新宿駅西口地区開発計画」の進捗によります。この開発計画は2029年度の竣工を目指しており、竣工後の「B区」の管理運営を小田急電鉄が受託する方向で協議・検討を進めています。

未来への展望

小田急電鉄は、新宿ミロードの運営で培ったノウハウを活かし、地域に根ざした、お客様に愛される商業施設をさらに発展させることを約束しています。時代や顧客のニーズの変化に柔軟に対応し、新たな価値を創造することで、お客様と地域がつながる「楽しい」空間を創出し、素晴らしい生活の実現に貢献していくことをコメントしました。

新宿ミロードの閉館は、多くの人々にとって感慨深い出来事となることでしょう。しかし、新たな開発計画に伴う前向きな姿勢は、新宿の商業発展への期待を高めています。