大谷翔平、5打席連続安打もボーンヘッドで試合の流れを乱すも、三冠王への道を進む
ドジャース・大谷翔平投手、ロッキーズ戦で活躍もボーンヘッド
28日(日本時間29日)、米コロラド州デンバーのクアーズフィールドで行われたロッキーズ対ドジャースの試合で、ドジャースのエース・大谷翔平投手(30)が「1番・指名打者」でスタメン出場した。初回の1打席目で右翼フェンス直撃の安打を放ち、前日から5打席連続安打を記録。打率は3割1分1厘となった。
しかし、その後のベッツの打席で二盗を狙った大谷は、ベッツが一邪飛を打ち上げた際、二塁を踏まずに一塁に戻ろうとした。ボールが一塁に送られ、一度はセーフ判定だったが、アピールプレーでロッキーズの野手陣が二塁にボールを送球し、大谷はアウトとなった。このミスはボーンヘッドと呼ばれ、試合の流れに影響を与えた。
ロッキーズの先発投手
ロッキーズの先発は、アントニオ・センザテーラ投手(29)。センザテーラは2019年に11勝を挙げるなど、2度の2ケタ勝利の実績を持つ右腕だ。昨季は2登板でメジャーデビュー以来初めて未勝利に終わり、今季も試合前の時点で2登板で勝敗なし、防御率3.38とやや苦戦している。22日(日本時間23日)のドジャースタジアムでの対戦では、大谷は3打数2安打と活躍した。
大谷翔平の今季の成績
大谷翔平は、メジャーリーグ史上初となる「50本塁打&50盗塁」を達成し、日本人選手として最多の本塁打、盗塁、打点などをマークしている。残り2試合で最後に狙うのは首位打者の座だ。前日27日(日本時間28日)の試合では、54号3ランを放つなど5打数4安打4打点の固め打ちを披露。9月18日(日本時間19日)の試合後は打率2割8分7厘だったが、19日(日本時間20日)からの34打数24安打で打率7割6厘という絶好調で、一気に3割9厘にまで上がった。
三冠王への道
前日27日(日本時間28日)終了時点で、ナ・リーグの打率トップは2年連続でアラエス(パドレス)の3割1分4厘。大谷は5厘差の3割9厘で、オズナ(ブレーブス)も3割8厘と、首位打者争いは熾烈だ。大谷は試合前の時点で627打数194安打を記録しており、イチロー以来の日本人2人目の200安打も視野に入っている。すでに本塁打、打点の2冠王は確定的で、逆転で首位打者も獲得すれば、三冠王に輝くことになる。
歴史的な快挙
三冠王に輝くと、2012年のM・カブレラ(タイガース)以来12年ぶり、ナ・リーグでは1937年のJ・メドウィック(カージナルス)以来87年ぶり、ドジャース史上初の快挙となる。大谷翔平の活躍は、メジャーリーグの歴史に新たな一ページを加える可能性がある。
結論
大谷翔平は、28日のロッキーズ戦で初回の1打席目で安打を放ち、5打席連続安打を記録したものの、二盗を狙った際のボーンヘッドで試合の流れに影響を与えた。しかし、今季の成績は圧巻で、残り2試合で首位打者の座を獲得し、三冠王に輝く可能性が高まっている。大谷翔平の活躍は、メジャーリーグの歴史に残る快挙となる可能性があり、今後の試合に注目が集まっている。