能代松陽と秋田商、秋季東北地区高校野球県大会決勝進出!15年ぶりの出場を目指す本荘の闘志も
能代松陽と秋田商が決勝進出
2024年9月28日、秋田市のさきがけ八橋球場で第76回秋季東北地区高校野球秋田県大会の準決勝が行われ、能代松陽と秋田商が決勝進出を果たしました。両校は東北地区大会(10月、福島県)への出場を決めました。能代松陽は2年ぶり12回目(能代商時代を含む)、秋田商は5年ぶり27回目の出場となります。
準決勝の模様
能代松陽 vs. 大曲工
能代松陽は四回2死満塁の場面で、奈良の左前安打により一塁走者鈴木が生還し、試合を優位に進めました。この試合で能代松陽は堅実な守備と攻撃力を発揮し、大曲工を抑えて勝利を収めました。
秋田商 vs. 本荘
秋田商は本荘との試合で2-0で勝利し、決勝進出を果たしました。本荘の工藤有騎捕手(2年)は、中学時代からプロ野球ソフトバンクの甲斐拓也捕手の送球技術を参考にしてきました。彼は「ミットからボールを握り替える動作や低い姿勢のまま投げるところなどを見ていました」と語り、時間があれば二塁送球の練習を重ねてきたそうです。
高校に入ってからその成果が表れ始め、この日の試合でもその実力が発揮されました。三回には二盗を阻止し、2死後、四球の走者がボール球のときに飛び出すと、遊撃手へ素早く送球して挟殺を導きました。六回には牽制球で二塁走者をアウトにし、七回にも二盗を防ぎました。12安打を許す苦しい展開でありながら、その正確な送球で接戦を演出しました。
工藤捕手は「走者がいたらアウトにして当たり前ぐらいの気持ちでやっています」と、強い気構えを示しました。彼はプレーではソフトバンクの技術を参考にしていますが、実は巨人ファンで、今季の巨人の快進撃に気分が盛り上がることが多いそうです。第3代表決定戦では「勝つだけ」と、15年ぶりの東北地区大会出場に向けて闘志を新たにしています。
決勝と第3代表決定戦
決勝は29日、さきがけ八橋球場で行われ、能代松陽と秋田商が対戦します。また、この2校に敗れた大曲工と本荘による第3代表決定戦も同日に行われます。両校とも東北地区大会出場を目指し、全力で戦うことが期待されます。
まとめ
第76回秋季東北地区高校野球秋田県大会は、能代松陽と秋田商の決勝進出により、盛り上がりを見せています。両校の選手たちは、それぞれの強みを活かし、東北地区大会への切符を手にしました。また、大曲工と本荘の第3代表決定戦も注目を集め、15年ぶりの出場を目指す本荘の闘志が高まっています。今後の試合展開に注目が集まります。