日本女子卓球、異質ラバー軍団・インド撃破!2大会ぶり決勝進出【アジア選手権】
10月9日、第27回ITTF-アジア卓球選手権大会の女子団体準決勝で、日本(世界ランク2位)がインド(同10位)を破り、2大会ぶりの決勝進出を果たした。
第1試合は張本美和(16歳、木下グループ、世界ランク7位)がA.ムカルジー(27歳、世界ランク92位)と対戦。インドの選手はフォアに表ソフト、バック側にアンチラバーを使用する独特のスタイルを持つ。序盤はインドの変化ボールに合わせられずリードされたが、張本は速攻を仕掛け、最終的に5ゲーム目でフルゲームを制し、3-2で勝利した。
第2試合は初出場の大藤沙月(20歳、ミキハウス、世界ランク17位)がインドのエース、バトラー(29歳、世界ランク29位)と対戦。大藤は攻めきれずに0-3で敗れ、1勝1敗のタイに戻された。
第3試合は伊藤美誠(23歳、スターツ、世界ランク9位)がS.ムカルジー(28歳、世界ランク89位)と対戦。伊藤はバック側へのツッツキを送り、持ち上げさせつつ攻めて先制。その後、接戦となったが、サーブとスマッシュで押した伊藤がストレートで勝利した。
2勝1敗で迎えた第4試合は、張本美和とバトラーのエース対決。第2ゲームをバトラーの多様なバックハンドに苦しみ奪われたが、張本が2勝を挙げて日本の勝利を決めた。
日本は中国勢不在ながら、2021年大会以来2大会ぶりの決勝進出を果たし、世界ランク1位の中国と対戦する。
<アジア選手権 女子団体準決勝> 日本 3-1 インド ※5試合制(3戦先勝)
<第1試合> 張本美和 3-2 A.ムカルジー 11-8/9-11/11-8/11-13/11-7
<第2試合> 大藤沙月 0-3 バトラー 6-11/5-11/8-11
<第3試合> 伊藤美誠 3-0 S.ムカルジー 11-9/11-4/15-13
<第4試合> 張本美和 3-1 バトラー 11-3/6-11/11-2/11-3