巨人の勝利の秘密:ユニークなポーズがチームワークを強化
巨人、4年ぶり39度目のセ・リーグ優勝を果たす
28日、巨人が2020年以来4年ぶり39度目のセ・リーグ優勝を果たした。マジックナンバー1で臨んだ広島最終戦(マツダ)で8-1と快勝し、4年ぶりの栄冠を手にした。この優勝を飾ったチームの雰囲気の良さを象徴していたのが、数々の「〇〇ポーズ」だ。サンケイスポーツ巨人担当が運営するX(旧ツイッター)アカウントに投稿された写真には、「何のポーズ?」「どういう意味?」と多くの疑問が寄せられた。本紙担当記者が選手たちを直撃し、その真相を明らかにする。
★ワイワイポーズ
白星から遠ざかっていた4月中旬、阿部監督がミーティングで「ワイワイやろう」と鼓舞した言葉が、長野久義の呼び掛けでチームに浸透した。安打や適時打を放った選手が塁上で、「Y」の形を両手でつくる光景はおなじみとなった。このポーズは、チームの一体感と明るい雰囲気を象徴しており、選手たちの士気を高める効果があった。
★天照大御神(あまてらすおおみかみ)ポーズ
2月の宮崎春季キャンプを2軍で迎えた小林と重信が休日に神社巡りをした際、神に感謝する意味を込めて「1軍でヒットを打ったらやろう」と会話したことがきっかけで、手のひらと握り拳を合わせるポーズが始まった。このポーズは、選手たちの感謝の気持ちを表現し、チームの結束力を高める役割を果たしている。
★東海大ポーズ!?
投手の山崎伊が安打を放った際、ベンチに向かって両手を前後に動かすしぐさがチームで話題に。山崎伊と同じ東海大出身の大城卓が安打を放つと、ベンチから山崎伊のしぐさをまねたポーズが送られるようになった。大城卓は両手に加えて右足を上げる形にアレンジし、独自のスタイルを確立した。
★ナンバーワンポーズ
6月に西武からトレードで加入した若林が、北海道・駒大苫小牧高時代に人さし指を立てて挨拶していたことを岡本和や吉川に明かしたところ、日常生活でふざけてやるように。そのポーズがグラウンドに波及し、チームの雰囲気を明るくする効果があった。
★「I LOVE YOU」ポーズ
「I」「L」「Y」を示すため親指と人さし指、小指を立てたポーズ。岡本和らが披露した。このポーズは、選手たちの感謝の気持ちや愛情を表現し、チームの結束力を高める役割を果たしている。
★ハートポーズ
巨人が3月に親善試合で台湾を訪れた際、双方のチアリーダーがペアとなり友好の気持ちをハートマークで表現。「チームに浸透させよう」と長野から指示を受けた萩尾だが、「全然駄目だった。僕以外はやっていない」と話し、はやらなかった。しかし、このポーズはチームの友好関係を象徴しており、選手たちの心のつながりを表現している。
★眉毛ポーズ
萩尾の眉毛がキリッとしていることを小林が指摘したことがきっかけ。萩尾が安打で出塁した際に「僕と(小林)誠司さんだけでやる」と、両人さし指を眉毛に重ねたポーズを取る。このポーズは、選手たちの個性とユーモアを表現し、チームの雰囲気を明るくする効果があった。
これらのポーズは、巨人の選手たちがチームの一体感と明るい雰囲気を醸成するために考案されたものだ。選手たちの個性やユーモアが反映されたこれらのポーズは、ファンの心を捉え、チームの士気を高める効果があった。4年ぶりの優勝を果たした巨人のチームワークと雰囲気の良さが、これらのポーズを通じて伝わる。
巨人の選手たちは、これらのポーズを通じて、チームの結束力を高め、ファンとの絆を深めている。今後も、選手たちの個性とユーモアが反映された新たなポーズが生まれ、チームの雰囲気をより明るく、活気あるものにしていくことだろう。