羽田空港、アジアNo.1のハブ空港としての飛躍と新ラウンジ『センチュリオン・ラウンジ』開設
羽田空港、世界のハブ空港としての成長と新ラウンジの開設
毎月300万人以上の外国人観光客が訪れるのが当たり前の日本。コロナ禍が一段落し、旅行業界は活況を取り戻しています。その中で、国内外を行き来する多くの旅行者の窓口となっているのが東京・羽田空港です。
2023年に最も利用者が多かった世界の空港ランキングで、羽田空港は5位にランクインしました。利用者数は7870万人と前年から50%以上も増加しており、アジアで最も利用者数が多い空港となり、世界のハブ空港の仲間入りを果たしました。
『センチュリオン・ラウンジ』の開設
名実ともにアジアNO.1の空港へと成長した羽田空港の国際線ターミナルに、2025年に『センチュリオン・ラウンジ』が開設されることが決まりました。このラウンジは、クレジットカードを発行するアメリカン・エキスプレスが運営するもので、世界28か所で展開されています。日本に開設されるのは初めてのことです。
アメリカン・エキスプレスカードの利用者の中でも、ゴールドカードよりも上のプラチナカード会員以上の人が利用できます。プラチナカードの年会費は16万5000円と高価格ですが、ラウンジの最大の特徴はその豪華さにあります。
ラウンジの豪華さと特典
実際に海外の空港で『センチュリオン・ラウンジ』を利用したことがある30代の商社マンは、次のように語っています。
「ビュッフェ形式で用意された食事は食べ放題で、マッサージルームなどもあり、出張の疲れを癒すには最適です。」
若年層へのアピール
今回の羽田空港内における『センチュリオン・ラウンジ』の開設にあたって、アメリカン・エキスプレスは日本の伝統、職人文化、芸術を取り入れたデザインを採用すると発表しています。特に注目すべきは、日本への旅行需要がZ世代を中心に増加していること。これに合わせてラウンジを開設することで、大きな意義があるとアメリカン・エキスプレスが発表しています。
高額のプラチナカードの年会費を支払えるだけの若者をターゲットにラウンジ運営を行うという点は、サービス業界で注目を集めています。
アメリカン・エキスプレスの考え
『センチュリオン・ラウンジ』の運営を行なうアメリカン・エキスプレス社の広報担当者に話を聞きました。
まず、Z世代を中心とした若者をラウンジ利用者のターゲットに据えた点について尋ねると、
「プラチナカードを含む新規カード会員の中で、Z世代を含む若年層の割合が世界的に60%以上を占めています。そういった方々の多くは旅行を積極的に楽しむ傾向にあります。カード会員の方々にラウンジサービスを楽しんでもらえることを期待しています。」
一方で、若者層が高価格な年会費を支払ってまでプラチナカードを所有する理由について、
「旅行やダイニングなど特別なシーンでのカード特典を充実させました。カードを持つことで得られる体験価値と経済価値の双方で、若年層を含むお客様からポジティブなフィードバックをいただいています。」
実際、プラチナカード以上の会員であれば、対象となる高級ホテルのレイトチェックアウトや朝食の無料提供サービスも受けられます。
『センチュリオン・ラウンジ』の特徴
対象のカード会員本人以外に2名の同伴者まで無料で利用できる『センチュリオン・ラウンジ』。羽田空港に開設される施設では、日本の食文化を体験できる飲食物も提供される予定です。このラウンジが大きな盛り上がりを見せるか、注目が集まっています。
結論
羽田空港は、世界のハブ空港としての地位を確立し、『センチュリオン・ラウンジ』の開設により、さらなる高級感と豪華さを提供します。Z世代を中心とした若年層へのアピールも強化され、旅行業界における新たな注目スポットとなることが期待されています。