翠星チークダンスとマーティー、ytv漫才新人賞 ROUND1 通過へ決定戦進出
ytv漫才新人賞 ROUND1 通過者決定
9月29日に放送された「ytv漫才新人賞 ROUND1」(読売テレビ)で、翠星チークダンスとマーティーが今年度末に開催予定の「ytv漫才新人賞決定戦」への進出を決めた。
出場者と審査員
ROUND1には、ボニーボニー、タイムキーパー、タチマチ、フミ、ぐろう、ぎょうぶ、オーパスツー、マーメイド、天才ピアニスト、マーティー、うめすぴか、翠星チークダンスが出場。審査員はお~い!久馬、パンクブーブー佐藤、とろサーモン久保田、スーパーマラドーナ武智が務めた。
1位通過:翠星チークダンス
1位通過を果たしたのは、8年ぶりに予選に出場できたという翠星チークダンス。木佐は「8年間出させてもらえなかったので、最初は通過したら『もっと早く出せや』とか悪態をつく可能性があるなと思っていたんですけど、素直にうれしかったです。思ったより心はきれいでした」とコメント。ちろるは「たぶん出順もよかったと思うんです。出順が最後で、温かい状況でやらせていただいたので、私が引いた出順のおかげかな、というのもあります」と語った。
木佐はさらに、「すべての出順は相方が引いているので、過去の大会を振り返っても、確かにいつもいい出順なんですよ」と振り返り、ちろるも「今回もうまいことハマってくれた感じがしました」と述べた。
大会の傾向的に、7番や8番の人が通過しているイメージが強かったため、出順が最後だったことについて、木佐は「お客さん、疲れてないかな」と心配していたが、「最後まで温かくて、審査員の方やMCの方々のおかげもあって、最後までめちゃ盛り上がってました。会場の熱が持続していたので助かりました」と感謝の言葉を述べた。
決定戦までの準備
ちろるは「食生活を整えて、ますダイエットしながら、ビジュアルが一番いい状態で出られるように。髪型も変えて全体的に調整をしていきたいと思います。健康的に過ごす、というのを第一に心がけたいです」と決意を語った。
木佐は、「まず手見せ審査を8年ぶりに通過してROUNDに出場できた時点で、オーディション帰りに後輩たちとご飯へ行くのにタクシーで行きました。今日も自分を追い込むために、朝、家にタクシーを呼んで読売テレビまで来たので、通過してなかったらほんまに恥ずかしいところでした。なので、決定戦までの約半年間も、自分を追い込む期間になると思います」と語った。
また、木佐は元同居人のダブルヒガシ大東さんから「賞レースに負けたら半袖の服を全部捨てなあかん」や「25万円かけて永久脱毛に通わなあかん」、「北海道で味噌ラーメンしか食べたらあかん1泊2日の1人旅行に行ってこい」などの罰を課されてきたことを明かし、「次はもう罰を受けなくていいように。ダブルヒガシさんも優勝されているので、今回は決めたいです」と意気込んだ。
2位通過:マーティー
2位で通過したのは予選ラウンド初参加のマーティー。ホソは「正直、呼ばれると思っていなかったので、びっくりです。初めての手見せ審査で初めてのラウンドだったし、緊張はあまりしていなかったのがよかったのかなと思います」と感想を述べた。
ホソは前回チャンピオンの空前メテオ大門さんからもらったジャケットを着用して挑んだことを明かし、「これまでもちょこちょこ着ていたんですけど、まさかここで。縁起がいいです。昨年、大門さんは決定戦で衣装を変えていたので、僕も決定戦は変えないといけないのかな。縁起がいい感じでいきたいです」と語った。
しかし、真平は「まず、うれしいです。でも、終始ホソが『大門さんにもらったジャケットのおかげ』みたいに言ってますが、完全に、僕が書いたネタのおかげです」と訂正。ホソは「それはわかってるねん(笑)」と笑いながら、「わかった上で『縁起がいいから』って言ってるよ(笑)」と応えた。
ホソはさらに、「正直、名前を呼ばれたときは頭の中が真っ白やったんですよ。わけがわからなさすぎて、マーティーって名前が『自分らか?』っていうぐらいに」と驚きを表現。真平も「正直、ほかのコンビを見た感じだと『負けてるかな』っていう感触やったんです。だから、名前を呼ばれたときはちょっと顔面の気は抜いてましたね。まさかテレビカメラで抜かれると思っていなかったので、気を抜いていました」と振り返った。
ROUND1の最若手通過者
マーティーはROUND1の中では最若手の通過者となった。ホソは「僕ら、劇場(よしもと漫才劇場)に入れたのも今年1月で遅かったんで」と語り、真平も「まだ半年しか経っていないのでびっくりしました」と驚きを隠せなかった。
ホソは「去年は、ぐろうさんとか空前メテオさんらが出てたのを家のテレビでずっと観ているだけやったんで、とりあえずよかったです。しかも同じ4年目で通過できたのはよかったです」と喜びを表現した。
決定戦までの準備
真平は「ほかの賞レースとの兼ね合いになってくるのかなとも思っていて、どのネタをどこでやるか、みたいなのも考えていきたいです。今は動画でも残ったりするので、そういうのも考えながら、ネタを作りながら。まだやっていないネタをやったりしながら、ですかね」と語った。
ホソは「僕は言われたことをしっかりやって決定戦に備えたいです。あとは、縁起を担いで衣装を変えるだけですね」と決意を述べた。
「ytv漫才新人賞選考会」は芸歴10年以内の漫才師を対象にした「ytv漫才新人賞決定戦」の予選会。今年度は「選考会」を3回にわたって行い、各ROUNDの上位2組、計6組が年度末に開催される「決定戦」でタイトルを争う。予選を早く通過した順に出番を選べるため、より早いROUNDで「決定戦」に進出することがアドバンテージに。また、敗者復活枠も設けられる。
翠星チークダンスとマーティーは、それぞれの決意と意気込みを胸に、決定戦に向けて全力で準備を進めていく。漫才界の新星として、彼らの活躍に注目が集まっている。