「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版」: 水木しげるの世界が再びスクリーンに甦る
「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版」の来場者特典が発表
「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」の“真生版”が、10月4日から公開されることが決定し、その来場者特典として、キャラクターデザインを手がけた谷田部透湖さんによる描き下ろしビジュアルカードがプレゼントされることが明らかになりました。このカードは、シルバーの封筒に封入され、具体的な絵柄は明かされていません。
“真生版”の特徴
“真生版”は、制作陣が当初想定していた恐怖の物語を再現することを目的としています。327カットがリテークされ、再ダビングが行われました。これらのカットの中には、当初の絵コンテで想定されていた恐怖演出が復活しているものも含まれています。そのため、原作の持つ恐怖感がより強調され、よりリアルで迫力のある作品となっています。
視聴年齢制限の変更
「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」は、当初PG12(12歳未満の観覧には、親または保護者の助言・指導が必要)指定でしたが、真生版はR15+(15歳未満は観覧禁止)指定となりました。これは、作品の内容がより成熟した観客向けに調整されたことを示しています。
作品の背景
「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」は、故・水木しげるさんのマンガが原作のテレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」第6期の劇場版です。この作品は、水木さんの生誕100周年を記念して公開されました。劇場版「ゲゲゲの鬼太郎」が公開されるのは、テレビアニメ第5期の劇場版「劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!」(2008年12月公開)以来、約15年ぶりとなります。
ストーリーの特徴
「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」では、鬼太郎の父(かつての目玉おやじ)と水木しげるが主人公となり、“鬼太郎の父たちの物語”が初めて語られます。この作品は、鬼太郎の誕生とその背景を深く掘り下げ、水木しげるの視点から妖怪の世界を描いています。
興行成績と評価
2023年11月17日に公開された「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」は、興行収入が27億8000万円を突破するなど、大きなヒットを記録しました。また、その品質が認められ、「第47回日本アカデミー賞」の優秀アニメーション作品賞に選ばれるなど、高い評価を得ています。
まとめ
「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版」は、原作の持つ恐怖感をより強調し、成熟した観客向けに調整された作品です。来場者特典として描き下ろしビジュアルカードがプレゼントされるなど、ファンにとって魅力的な要素が満載です。10月4日からの公開を楽しみに待つファンも多いことでしょう。